ジョン・レノン対火星人

ポルノ小説家の作者の元に、ひたすら凄惨な死体の様子を書き綴った葉書が届く。
差出人の名は「すばらしい日本の戦争」。 
東京拘置所から出所した「すばらしい日本の戦争」の身元引受人になった筆者は彼の更正を試みるが・・・ 
エロだのグロだの断片がゴチャゴチャに混ぜ合わされて、ギリギリ小説としての態を保っている。 
怪しいコラージュ感が何とも言えない。 
この作品の読みどころはストーリーでもプロットでもない。 
”構成”という日本語でしか表現できない何かだと思う。 
ちょっと読み辛い文体なので、途中で投げ出しそうになりましたが、タイトルの”ジョン・レノン対火星人”の決着はどうなるのか、もしくはそもそも意味なんて無いのか、暗号が隠されているのか、気になって読み通しました。 
 まぁ、そこは読んでのお楽しみと言う事で・・・

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