本エントリは後半にネタバレを含みます。
角川シネマ新宿にて、映画「花の詩女 ゴティックメード」観てきました。
ポスターのロボを見てピンと来るかと思いますが、月刊ニュータイプにて「ファイブスター物語(FSS)」を絶賛休載中の永野護監督作品です。
観ていてまず驚いたのがキャラクターのデザイン。
一般的な漫画アニメ化の場合、アニメ用のキャラデザなので、ちょっとコレジャナイ感が漂うものですが、ゴティックメードは違いました。
FFSの絵がそのまま動いています。
最近のキャラクターの顔つきや、光沢の描き方がほんとそのまんま。
驚かされました。
それもそのはず、本作は永野氏が原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画を担当。
正に永野護集大成といった感じがしますね。
よって、永野護ファン,FSS読者は全員ゴティックメードを観るべき!
各県に一箇所ぐらいでしか上映していないので、観にいくのが大変ですが、それでも観るべき!
川村万梨阿さんの歌も必聴です。
---以下ネタバレ---
もしかしたら、と思ってはいましたが、
まさか本当にジョーカー星団の話だったとは。しかもAD世紀の。
終盤、FFSで見たことがあるエンブレムがチラホラ出てきて、ニヤニヤが止まらなかったですよ。
詩女の”記憶を受け継ぐ女性神官”って設定って、アトールの巫女そのものだし、トリハロンの顔はフィルモアのダイ・グぼっちゃんと同じですし、
ある意味始めからFFSとの関連は明らかだったわけですが・・・。
初代フィルモア皇帝とアトール女皇帝の平和への願いは、魔道大戦真っ只中でお預けを喰らっているFFSファンとしては、となんとも複雑な心境です。
上映時間が60分強で、ストレートなストーリーだったので、ちょっと物足りない感もありましたが、
FFS12巻が出てから6年間の空白を埋めてオツリがくるレベルの一本であること間違いなし。
もしかしたら今後のFFSにはゴティックメードの話が絡んでくるかもしれないですね・・・
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’13/5/1 追記
FFS連載再開のニュータイプ5月号読みました。
あばっばばばばっば、バッシュ・ザ・ブラックナイトが黒騎士ダッカスに・・・!
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!(AA略
モーターヘッドがゴティックメードになったんじゃない。
”ゴティックメード”が”ファイブスター物語”だったのだ・・・!
何を言っているのか(以下略
新しくなった年表に映画”ゴティックメード”のエピソードがシッカリ追記されてました。
星団暦451年だそうです。
AD世紀じゃなかったです。
スミマセンデシタ。
なんだろう、清々しいほどに思い切りの良い設定変更。
GTMのデザイン自体は好きなんですが、重装甲MHがカッコよかったんだよなぁ。
MHの運用にもトレンドがあって、魔道大戦時は重装甲が主流で、となると剣じゃキツイから棍とか斧を持ってるんだけど、黒騎士はそんな中剣で渡り合ってるんだよー
みたいな流れが好きだったんですが、これは・・・
みんなVサイレンみたいなネイキッド仕様みたいな・・・
もしくは、FFSの世界は時代が下るほど科学技術は後退するという設定があるので、
昔はGTMみたいなトンガッたロボットだったのが、だんだんと無難なロボットになっていった・・・
という妄想を膨らませていたのですが。
うっううー;;
ともかくFFSにゃ地獄の果てまで付いていく所存ですので、ガンガン応援していく方針で行きたいと思います。(ポジティブシンキン!)