愛媛は松山出身の軍人・秋山兄弟と、俳人・正岡子規を通じて司馬遼太郎が描く日露戦争物語の第二巻。
日清戦争勃発から真之の渡米、日露戦争開戦前まで。
ドラマ版で言うと第一部の終わりぐらいまでですね。
真之が連合艦隊の作戦参謀になる前の勉強期にあたるわけですが、”秋山式勉強法”というのがなかなかスゴイです。
「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」
「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」
今で言う多読にあたるんでしょうか。
自分はどうしても一冊を読み込んでしまって、多読ができないタイプなのですが。
何にしても、肝心なのは”自分の原理原則をうちたてる”という点にあると思います。
原理原則をうちたてるには、まずは自分を知る事が大事なのかなぁ、とおもいます。
なんとなく。
やっぱり坂雲はおもしろいですね。
サクサク読みたいです。
関連:坂の上の雲 ①