またアンプを買いました。
ミニアンプなので勘弁してください。
ヤマハのVA-2です。
既に生産されていない廃番機種です。
90年代に販売されていたのは間違いないのですが、調べても特に情報が出てきません。
ドマイナーな機種ですが自分にとっては特別なアンプです。
さかのぼる事20余年!
自分がギターを始めた時、買ってもらったのがヤマハのストラトモドキでして。
そいつにチューナーにシールド、ピックにストラップとセットで付いてきたのがこのアンプ。
初心者向けモデルになりますが、コントロールはボリュームとイコライザーがトレブルとベース。
ヘッドフォンジャックもありまして、機能面は必要十分揃っております。
イコライザーはトレブルが良く効くので硬めの音からメロウな音まで作れます。
反面ベースはあんまり効かないので自分は12時固定で使っています。
ボリュームは結構出ます。
フルボリュームで弾くと確実に迷惑なレベル。
クリーン/ドライブのスイッチで、歪みとクリーンを切り替えます。
一番のポイントは何と言ってもドライブ、歪みにあります。
ドライブモードはボリュームを上げると歪みは一定で音量が上がります。
ブッ壊れたようなえげつない歪みで素晴らしいです。
20年前、初めて鳴らした時はマジで初期不良品だと思いました。
FAZZっぽいというかサイケデリックな響きがあります。
何より凄いのはフルボリュームで鳴らしても筐体がビリビリと共鳴しない点です。
軽量なミニアンプで音量を上げるとプラスチックの筐体が共鳴して、嫌な感じの歪みが混じります。
大音量で共鳴しないというのはプラスチック筐体の設計が良いのか、筐体に厚みを持たせて頑丈に造っているのかだと思います。
20年前となると今ほどコストダウンを迫られていなかったかと思うので、樹脂の使い方がリッチなのかもしれません。
クリーンチャンネルは素直でクセの無いクリーンが鳴りますが、 ヴォリュームノブ2時から歪み始めます。
回しはじめは音が小さいので、実質クランチチャンネルになります。
温かみはありませんがザックリして悪くない歪み方。
ヤフオクにて超特価の1,200円で落札しました。
それでも箱に説明書に梱包材まで残っているというミントコンディション。
20年前、箱から取り出した時の記憶までよみがえってきました。
素晴らしすぎ。
難点としてはボリュームのガリがめちゃくちゃ出る点と、
ACアダプタージャックが故障している点。
いかんせん古い機種ですのでガリはしょうがないにしてもACアダプターは使いたかったな。
電池は9V電池を使用。
しかし懐かしいというか、とにかく懐かしい。
ギターを始めた頃のピュアな感性が戻ってくるようなそうでもないような。
特別な一台なので大事に使っていこうと思います。