パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 観てきた

無料鑑賞券を頂いたので観てきた。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」という作品。

 

タイトル通り、1963年に起こったケネディ大統領暗殺事件のドキュメンタリー。
ドキュメンタリーだからか、再現映像といった感じの描写が続いてドラマが無かった印象。
冒頭の銃撃から血まみれの大統領が病院で処置を受けるシーンまで、勢いがあって最初からクライマックスといった感じで息を呑んだ。
後はダラダラ。
タイトルの「パークランド」は搬送された病院の名前なので、病院がクライマックスなのは間違ってはいないのかもしれない。
だけど、何らかの陰謀があったにせよ暗殺を防げなかった警備担当者やFBIの無念と焦燥とか、
暗殺犯オズワルドの家族の不安とか、描ける題材がたくさんあったと思うので少し残念。

ケネディ暗殺事件がアメリカ国民のメンタリティに与えた影響とか、歴史的影響について理解があると、また見方が違ってくるのかなぁと推察。
同じケネディ暗殺がテーマの名作「JFK」あたりを観ておくといいのかなぁ。

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フランクリン自伝

アメリカの実業家にして政治家、科学者であり、アメリカ独立宣言の起草にも関わったベンジャミン・フランクリンの自伝「フランクリン自伝」を読んだ。

この手の古典だと岩波文庫がスタンダードだと思うけど、自分は中央公論社の新書版で読んだ。
各章ごとに注釈が細かく載っているし、新書サイズで活字も現代風なので、古い版の岩波文庫よりは読みやすいと思う。

訳者の前文によると、フランクリンは「典型的なアメリカ人」と言われることがあるらしいんだけど、そりゃー嘘だ。
確かに、無一文から出発して大成功を収めたのはアメリカンドリームの典型だけど、フランクリン並の道徳を修めた人は稀でしょう。
実際自伝の後半によると、国政に進出したフランクリンの足を引っ張る不誠実な人の多いこと多いこと。
稀有な人物だからこそみんなの憧れに値する人物なんだな、と思う。

自分が履修した世界史の授業では合衆国前史は扱わなかったので、「本国イギリスの圧政に耐えかねた植民地議会が独立を宣言した」ぐらいしか知識が無かったんだけど、独立に至るまで、フランスと戦争したり植民地領主と対立したりと、知られざる歴史があったのがわかった。

本書のキモはフランクリンが青年期に作った「十三の徳目」。
自身の徳を完璧なレベルにしようとすべく考え抜かれた13の徳目。
一覧と解説はwikipedia参照
13の徳目を身につけるために、表を作って実施状況を記録するのも参考になる。
まさにライフハックの元祖と言えるんじゃないかと思う。
大いに参考にしたい。

秋葉原 トゥッカーノ2号店で肉

土曜日の話なんですが、しめっぽ氏の案内で秋葉原のスマホ屋を巡った帰り、しめ氏推薦のトゥッカーノ秋葉原2号店でランチ。
いいお店を教えてくれたしめ氏に感謝。

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ランプステーキ&チキンガレット

熱々の鉄板でステーキを自分で焼きながら頂くのがクール。
刻みタマネギのマリネみたいなソースなどの調味料がテーブルに用意されてるんだけど実際不要。
肉の旨みと下味で十分いけちゃう。
久々に肉をガッツリ。

この日はW杯で、ブラジルがコロンビアを破ったのを祝ってグアバソーダを一本おごってくれた。
なお、ブラジルが優勝した場合、全品半額セールになるらしい。
ブラジルにはがんばってもらいたい。

関連ランキング:ステーキ | 末広町駅秋葉原駅御茶ノ水駅

このあと下北沢で友人バンドのライブを観にいったんだけど、写真撮り忘れ。
すまぬー。

ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版 みてきた

週末の話なのですが、前に話したゴジラ(’54)観てきました。
60年前の映画ということで、表現様式もずいぶんと違っていて何だか新鮮だった。

ネタバレを含むので注意!

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ソフィーの世界

ノルウェーに住む中学生ソフィーのもとに匿名の手紙が届く。
それは哲学者がソフィーに宛てた”哲学講座”だった。
神話時代から始まり、
古代ギリシャの自然哲学から、ソクラテス、プラトン、アリストテレス等々
歴史を追いながら哲学が学べる児童向けの入門書。

などと思っていたら大間違いだった!!

こいつはとんだ食わせものだぜ!
”あなたはそこにいますか?”なんて思案していたら
メタフィクションの世界に引きずりこまれてしまっていた!
という。

「児童向けに平易に書かれた哲学入門書」などではないという事をキモに銘じて大人が読むといい本だと思った。
哲学の歴史は哲学者の歴史ということで、すんごいっぱい人名が出てきて、誰が何の人なのか覚えきれないのが難だけど。
何回か読み返して概要を掴む価値はあると思う。

ハードカバー版の本文で650ページもある大書なので、ちょっと手を出しにくいと思う。
でも実際読み始めると、止まらなくなること間違いなし!
哲学に興味がある人も、ミステリー好きの人にもオススメ。
両方だったら読まない手は無いですよ。