最近のお気に入り、新宿武蔵野館にて鑑賞。
 スクリーンは小さいんだけど、上映時間になったら新作一本の紹介だけで、すぐ始まるのが良い。
あらすじ
 舞台はフランスの片田舎。
 インドから料理人一家が移住してきてインド料理屋を開店。
 問題は、道を挟んで30メートル先の真向かいがレストランだった事。
 マダム・マロリーが取り仕切る、ミシュラン一つ星店。
 文化の違いから色々とトラブルに・・・
コメディータッチでにぎやかな作品。
 移民問題っていう重ーいテーマなんだけど、ハッピーに突き進む。
 移民を受け入れるか否かっていう結論を急ぐのではなく、人を人として敬意を払うってのが大事なんだなぁ。
 しみじみ。
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」という邦題が、ややマヌケで違和感を持って。
 ハリポタやドラえもんじゃないんだぞ、と。
 調べてみると原題は”The Hundred-Foot Journey”。
 直訳すると「100フィートの旅」
 100フィート=30.48メートル。
 つまりマダム・マロリーのレストランとインド料理屋の距離を”旅”と言っているわけで。
 わずか30メートルの距離でも心の距離となると、旅に出る程の距離になるっていう暗喩でなかなか深い。
 内容としては”The Hundred-Foot Journey”ほど相応しいタイトルは無いと感じるんだけど、「30mの旅」じゃお客さん入らないわな。
 タイトルつけるのも難しいですな。
撮り方に気づいた所が。
 料理がテーマの作品なので、美味しそうな料理が出てくるんだけど、意外と控えめに撮られているように感じた。
 料理が出るとガン接写する日本のドラマとは文化の違いを感じる。
 でも夜食テロも好きだし、美味しそうに食べる演技も重要だと思う。
 あ、ここでも文化の衝突が!
 やっぱり本作、コメディーと見せかけて奥が深いぞ!
 みんな観るべし!
写真撮り忘れたので、半券をパシャリ。

