Epiphone sheraton II
2012年5月購入。
なかなか渋いチョイスかと思いますが、sheraton IIのレフティモデルが廃番になったタイミングで投げ売りされているところを35,800円でキャッチした次第です。現行だと定価で7万円ぐらいなのでおよそ半額で買えたのかなと思っております。
ジャズギター仕様?
仕様は現行品と同じとすると、ネックからボディまで全てメイプルでできているようです。ボディがメイプルなのはES-335ゆずりとして、ネックもメイプルなのはディ・〇ンジェリコ等のジャズ系ギターを彷彿とさせます。デカヘッドとデカインレイも、ニューヨーカーを意識したデザインなのかなと捉えると腑に落ちる所があります。
正確に言うとネックはメイプルとウォルナットの5ピースらしいのですが、自分のはバックが真っ黒に塗られていてウォルナットのストライプが見えません。
デカヘッド
大振りで堂々たるヘッドがいい感じ。インレイはいわゆるTree of Life文様なのでしょうか。バインディングも5重で巻いてあって、手が込んでいます。
グローバー製のペグは背が低い物が使われております。ナットからペグまでの距離が長いので、テンションを考慮してのチョイスでしょう。設計者の意図を感じます。ただ、ポストが短いので6弦は三周も巻けません。弦交換時の余長調整がシビア。ロック式ペグに交換したいところです。
ネックまわり
指板はローズウッドにアバロン&パールのブロックインレイ。ラジアスは割と平らで、ミディアムジャンボぐらいのフレットが打たれています。フレットがバインディングの上まで伸びているのはうれしいポイント。ネックシェイプはいわゆるCネックというかオーバルタイプで、我が家のギターでは一番太い握り心地。ミディアムスケールでよかった。
リペア歴
購入した当時のブログの記事が残っておりましてこちらも参照いただきたいなと思います。
ごちゃごちゃ書いてますが8年経ってもあんまりよくわかっておりません。
ナットは大宮のリペア屋オレンジカウンティさんにて交換して頂きました。ピックアップセレクターも調子悪かったでスイッチクラフト製に交換。
出音
サウンドはと言うと。
強く弾いても弱く弾いてもそれなりに鳴ってくれるので、非常に扱いやすい。ただ、エアー感というか箱モノの鳴りは微妙。ポジティブに捉えると、ハウリングには強い。ロックバンドのステージでAC/DCコピーも余裕でした。ハードロックに対応できそうです。
クリーンで弾くとフロント/リア共に抜けが足りないのでそこは何とかしたい所。
その名は”2号先輩”
ビートルズファンとしてはEpiphoneのセミアコシェイプを1本は持っておきたいところ。ES-335インスパイア系のギターの中でも個性を主張しつつも破綻無くまとまったデザインになっていると思いますが、いかがでしょうか。
ヘッド裏に新古品を表す”2ND”の刻印が押されています。セカンドですが、左利き初期を支えてくれたことに敬意を表して”2号先輩”と名付けました。
コロナ明けは活躍させてあげたいと思っております。