みなさんメトロノーム使ってますか。
自分はKORGのKDM-2を愛用しておりました。
過去形なのはぶっ壊してしまったからです。
KORG KDM-2とメセニーと私
思い返すと、思い出せないぐらい昔。
自分がレフティギターに転向するより前なので、東日本大震災より前。
身の程も知らずにジャズの勉強をしていた頃なので、2005年〜2007年あたりでしょうか。
ジャズギタリストのパット・メセニーがメトロノーム鳴らしながら「All The Things You Are」をギター一本で弾くという動画がありまして。
現在は削除されているようですが。
そこで使われていたのがKORG KDM-2でした。
曲と演奏の感じとしては上動画が近い感じです。
聴いての通り、激速テンポの4ビートで。
初心者なら1コーラス保たずに撃沈すること間違いなし。
そのテンポの裏拍でメトロノームを鳴らし続けて弾くというものでした。
やばすぎ!
メセニーのギターがギター一本で完結するのはわかるとして、それと張り合えるメトロノームにも感動しました。
形状が独特なので、すぐKORG KDM-2と特定して購入しました。
それから推定15年でしょうか。
ガンガン使ってまいりました。
文字通りガンガンと。
時には机から落としたり、地面に置いていたのを蹴り飛ばしたりしました。
時々やばいかなと思う時もありましたが、毎回生還してくれました。
KORGのものづくりに脱帽です。
しかし、定めの刻が訪れたようで電源が入らなくなってしまいました。
電源周りのハンダが取れているんじゃないかと思います。
分解してみたいところですが、筐体がガッチリ閉じられていて開きません。
頑丈さがここで仇となるとは。
いかんせん古い機種なので不満点もありました。
イヤフォン端子がモノラルで、ステレオイヤホン挿しても片側しか音が出ない点。
せめて左右から音が出てくれれば良いものを。
弾き語りだと自分の声でクリックが聞こえないことがあるので、イヤフォンを使いたい所です。
オートパワーオフがないのも少々不便でした。
電源入れっぱなしになっていて、いざ使おうとすると電池が切れているとか。
上から見ると、だいぶ独特な形状をしていますね。
左側(アミ部分の下)が筒になっていて、底部にスピーカーが上を向いて設置されています。
クリックが筒内で響いて、角の取れた耳に刺さらない音が飛び出します。
ブザータイプにはない有機味が良いんですよね。
長時間鳴らし続けるのを想定すると、重要です。
もっとも、筒機構のおかげで前後左右に重量バランスが悪く、安定感に欠けます。
度々取り落としていたのはその辺りが原因だと思います。
ソロこそメトロノーム練習
パフォーマンスにおいて、テンポの安定感は聴きやすさに繋がると思います。
弾き語りなど、リズムセクション不在だからこそメトロノームで鍛えないといけません。
落ち着いているとそれなりに一定のテンポで演奏できるのですが、興奮してくるとどんどん走って(速くなって)しまいます。
対策について調べてきましたが、「練習、練習、練習」以外の解決策は見つかっていません。
練習ではできるけど本番ではダメなのをどう練習で対策するのか。
そのための練習。
なんだか循環しているような。
しかし真理でもあるような。
本番でテンパらないで一定テンポを目指す、そんな練習ですよね。
代替機をどうするか考え中。
購入したらまた書きます。
「メトロノームをこわしちゃった-マジパッキャマラド-KORG KDM-2」への1件のフィードバック