Musicmam AXIS Super Sport を手に入れたぞ!

実は昨年11月の話なのですが(今頃!)
ヤフオクにてMusicmam AXIS Super Sportを落札!

もちろんレフティ。
実際安い。
試奏していないギターを買うのは怖いが状態は良さそう。
えぇい!即入札&即決!

というわけで、ヘッドの先から紹介。

150128Axis(2)
Musicmanの顔、4:2ヘッド。
小さいだけあってヘッド落ちしないバランス設計。
ロック式マシンヘッドもうれしい。
ペグがパール模様の樹脂になってる。
しっとり手に馴染む感じで良い。

ネックまわり

150128Axis(4)
バーズアイメイプルにオイルフィニッシュ。
到着時かなり順反りしてたので、弦を外して3ヶ月放置。
見事戻ったのでよかったヨカッタ。
非対称断面ネックはクラッシックフォームに良し、ロックフォームに良し。

ボディーまわり

150128Axis(3)

2ハムの1Vol,1Tone。
ノントレモロという、扱いも調整もチューニングも弦交換も楽という神仕様。
よくぞこの仕様をレフティで出してくれた!という奇跡。

裏側

150128Axis(5)

5点止めボルトオン。
ネックとの合わせが芸術的カーブ。

音出してみた所、回線もP.U.も問題なし。
やるじゃんヤフオク!
まだスタジオにて大音量で鳴らしていないので、音のキャラクターは把握できないけど、
普通にバレーコード弾いて、ジャーーーーーーーーーンって、アホのようなサスティン凄い。
作りのいいギターってここまで違うもんか。

これで練習もはかどりますな。
メイプルネックがなんとも言えない色合いになるまでがんばる所存。

150128Axis(1)

ありがとう Heriage Eagle ASB

今年の7月の話なので、話の鮮度としてはゾンビですが、年内にまとめておこうとおもって筆をとりました。
以下、フォークギターを購入すべく、大物を売却したお話。

Heritage Eagle ASB

6年前に入手して、様々なセッションを共に渡り歩きましたヘリテージ製のフルアコースティックギター”EAGLE”。
ほぼ全体がマホガニーで出来ているというフルアコースティックギターにしては珍しい仕様で、超マイルドな音色を奏でてくれました。
しかしレフティに転向してからは完全放置。
遺影になってしまいましたが、記録と資料としてupしておきます。

まずはスペックから

トップ板:マホガニー(単版削り出し)
サイド板:マホガニー(単版)
ネック:マホガニー(1ピース)
ボディー幅:17インチ(43.18cm)
ボディー厚:3インチ(7.62cm)
指板:ローズウッド 647.7mm 20F
ブリッジ:ローズウッド
PU:1ハムバッカー(フローティング)
コントロール:1Volume

木部はブリッジ・指板以外、正真正銘オールマホガニー。

ボディー厚3インチドーン!
左側もドーン!
バインディングはボディー周りのみ。
白のプレーンで最小限の装飾。
質実剛健さを醸し出しています。
ピックガードもこれまたマホガニー。
オリジナルのフローティングハムバッカーが一発くっついています。
背面
背面のカーブも美しく。
こうしてみるとヘッドがデカイ。
ヘッド裏
MADE IN KALAMAZOOの文字。
USAではなくかラマーズー工場だよ!って書く所に誇りを感じます。
ペグはグローバー製。
ヘッド表
残念ながらトラスロッドカバーはネジ一本紛失。
ネジ穴が軽くバカになっていたので、どこかで抜け落ちてしまったみたいです。
指板
シンプルなドットインレイ。
バインディングも無いのでマジ質実剛健。
脇からピックアップ周り
写真だとよくわからないですが、ピックガードに固定されたピックアップから延びるケーブルで、ボディーと干渉する所はフェルト等でガードされていました。
fホール
バインディングされていないfホールの断面から、薄い一枚板であることが確認できます。
ブリッジ周り
ローズウッド製ブリッジ。
フルアコによくある固定されていないタイプ。
テイルピースはヘリテイジのH字入りのブランコ。
ラベル
以上、Eagleレビューでした。
ギグバッグであっちこっちを飛び回っても文句一つ言わずに付き合ってくれた相棒でしたが、役目を終えて今はどうしているのやら。
今は次のオーナーさんに可愛がってもらっているのを祈るばかりです。
間違い無く自分の中で一時代築いた存在なので、写真と共にしまっておこうと思います。

88年製 Greco EGC レスポール カスタム買いました!(7/20追記)

唐突ですが、新しいギターを買いました(衝動!
レスポールCUSTOMさんです!
いわゆるブラック・ビューティー!
ふ、ふつくしぃぃぃ・・・

さーて、どちらのブラック・ビューティーさんかと言うと・・・

出たぁぁ!
G r e c o!

’88製のGreco EGC Leftyです!
池袋のクロサワ楽器にて49,800円で購入。
ヘッドのダイヤモンドインレイがきわどく再現されてて、ルックス的にもいい感じです。
なによりヘッドのシルエットがギブソン本家のそのまんまなのがイイです。

GrecoロゴはOの字の上のほうに切れ込みがある、いわゆる「O切れ」タイプ。
80~90年代の「ミント・コレクション」というシリーズの仕様だそうです。

金属パーツはそれなりにくすんできていますが、年式からするとかなりキレイ。
バインディングが飴色に変色していて、貫禄十分。
元オーナーさんに大事にしてもらってたんですね。
目立った傷がないのもスゴイ。

ナットも、まぁキレイだけど、少々磨耗している感じも。
余裕があったら牛骨で交換かな。

で、いわゆるジャパンビンテージ(88年じゃまだ単なる中古か?)のグレコレスポールカスタム、しかもレフティモデルが5万弱。

お値打ちな本機ですが、やはりそこはいわく付でした。

ボディーサイドだけが変な色にリフィニッシュされているぅぅぅ!
これじゃブラック・ビューティーじゃないじゃないですかー!
なぜだー!

向かって右サイド
ネックの所からきれいに塗りわけられていて、明らかにプロの犯行。
ターコイズ?パステル紫?
左右の面で微妙に色が違う・・・。
退色して、くすんだターコイズになった?
どうせなら赤とか、白でラインを入れるとかあったでしょうに・・・
音はレスポールらしく、太くてサスティーン十分。
それなりに乾いた音もでるので、カッティングにも使えそう。
ピックアップがイイ感じに出力が低いのか、ピッキングの抑揚がけっこう出るような気がする。
まぁザックリ歪ませて、ガァァァアー!っと行くのが気持ちいいですが!
88年となるとバブル期なので、いい木材使ってたりするのかなー?金にモノを言わせて!
と密かに期待してましたが、出音を聴く限り、まぁよくわからないです。
ネックは普通。
太くも無く、細くもなく、可も不可もないUネック。
反りは見た感じ軽微。
ねじれは無し。
フレットが低身長なので時々ビビる。
付属ソフトケース
恐ろしいことにグレコの純正ケースが付いてきました・・・。
25年前だぞ・・?
あこがれのブラックビューティーを手に入れて、実に意気揚々。
実用には必要二十分な保存状態。
適宜リペアに出されていたのかもしれません。
自分も大事にしつつ、ガンガン弾きこんでいきたいです。

シリアルナンバー

7/20追記

先日購入したグレコのレスポールカスタムモデルなんですが、売却しました。
約一ヶ月間ありがとうございました。

速攻で手放してしまって、少し勿体無い気もしますが、レスポール独特のボディーバランスやハイフレットの弾き心地、ボディーの鳴りが体験できたので自分としては満足です。

個人的にはピックアップセレクターの位置がやや難有りといった感じ。ストロークする度にピック持つ手に当たって辛かったです。世のレスポール使いの方は巧く対処してらっしゃるようですが・・・
まぁ、セレクターの位置が設計ミスレベルなのはストラトも一緒ですし・・・?

ここからは愚痴なんですが、

セレクターやポッドの位置は各人の好みによってベストスポットが変わってくるので楽器メーカーさんとしてはストラトやレスポールの”伝統的な”位置に配置するしか無いと思います。
そこはあくまで売り手の都合であって、使い手の側が「改造しないと使えないのは単なる練習不足。ストラト使いなら無改造の状態で使ってナンボ、レスポール使いなら(略」っていうのは解せないです。
少なくともかつて自分はそう考えていましたし、賛同してくれる人も多かったと記憶しています。
が、コントロールの位置の好みは「体格」っていう弾き手の最大の個性に直結する問題なので(例:ジミヘンは腕が長いのでストラトを左右逆に構えてもコントロールに干渉しない)、個性を重視する世のギタリスト様方が、コントロールの位置に限って伝統に拘泥するのは本当に解せない。
レスポールは木部の加工が見えちゃうので大変だし、そもそもお金がかかるってのはわかるけど、ストラトタイプでピックガードがある機種はもっと各自自由にコントロールをレイアウトしてていいと思うんだけどなぁ。

まぁ、改造を推奨しておいてナンですが、ウチのレスポールさんはサイドがリペイントされているせいで買い取り拒否されたりとちょっと売るのに苦労しました。

愛器の改造は計画的に・・・(添い遂げる覚悟で)

オーバードライブ作成 素材集め篇

 

ここ最近更新が滞っておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今度はオーバードライブの作成を依頼されました。
四月の割には寒い日が続いて辛かったり、
先日誕生日を迎えて30歳目前の29歳になったりで、何となくダウナーな感じ!
それでも色々と活動を継続していると話が舞い込むもので、
またバンド仲間からエフェクター作成の依頼を受けました(ちょっと営業をかけましたが)。
ありがたいことです。
今回の依頼は”オーバードライブ”。
ファズやディストーションに比べると柔らかい歪が特徴ですね。
が、しかし手元にオーバードライブの作例情報が少なくて困ってしまいたした。
ファズならたっくさんあるのですが。
ですので、以前紹介した「ド素人のためのオリジナルエフェクター作成」に掲載されているオーバードライブ作例をコピーしようと思います。
こういった歪み系エフェクターは性能よりも音色の個性の好き々々で評価が変わってしまうあたり、製作家としては切ないですが、逆に好みによって色々とカスタマイズできるような感じに作ろうかと思ってます。
外装は例によって某キャラクターの痛い仕様。
何のキャラかは秘密ですが、自分は第四部までしか読んでいないので実は良く知らないという・・・。
あと多分”オーバードライブ”とは縁があると思う。

ともかく恐れずガンガン作っていきましょう。
まずはパーツの紹介から。

 

ステレオ・モノラルジャック
普段標準プラグをぶっ刺している中身の正体。
ギターやベースの信号は全部モノラルなんだけど、”プラグを刺すと電源が入る”仕様にするのにステレオジャックを使う。
音声信号回路+プラグが刺さったら電源がアースに繋がる回路 といった感じ。
配線次第では両方ステレオジャックで問題なかったりする。

 

LED

電気を通すと光る。

赤にするかはデザインが固まってきたら依頼主さんと相談。
10個で100円。
写真のは5mm玉だけど、3mmぐらいのほうが使い勝手が良いかもしれない。

3PDTフットスイッチ

3回線を一踏みで同時に切り替える、みんな大好き、トゥルーバイパスの要。
一個650円もする。
ヒトが踏んでも壊れない堅牢性と回路切り替え機構から考えると妥当な値段か・・・。

電池スナップ
スナップってなによ!
調べたら服の留め具からの派生なのかなぁ、とわかった。
ギタリスト的には手首のスナップが命なんですが。
9V電池を繋ぐ端子+ケーブル。
下のDCジャックに繋ぎます。

 

DCジャック
ACアダプターからの直流電源をエフェクター回路に送る入り口。
最近気がついたんだけど、上のような電池スナップを使って電池から電源を得る時は配線に注意が必要!
端子が3つあるけど、センターマイナスの場合、センターがマイナスで使えばOK。
残り二つはプラスにするんだけど、ここが注意所。
2個の端子はDCジャックが刺されていない状態では内部で繋がっていて、機能的に区別が無いんだけど、片方(a端子)はDCジャックが刺さると回路全体から切り離され、片方(b端子)はDCジャックと繋がる。
つまり、a端子には電池を繋いで、b端子にはACアダプターを繋ぐと、DCジャックの抜き差しで電池とアダプターの使い分けができるわけ!!
つい最近まで勘違いしていたのだけど、電池とACアダプターに繋がる端子は共用でいいのかと思っていたけれど、電池とACアダプターを同時に繋ぐとやっぱりマズイ。
電源が並列接続になるから電圧が1/2になりますわな。
LED光らせるだけなら問題ないけど、前回作ったLoopBoxに電池スナップをつけなくって正解だったという事ですな。
(本当は電池入れるスペースが無くなってしまったからなんだけど)

 

オペアンプ NJM4558(右) + ICソケット(左)

増幅回路のキモ、オペアンプ。
オペアンプは回路の中で、前後に任意の抵抗を接続してやると、任意倍に信号を増幅してくれる便利素子。
中身はトランジスタと抵抗とコンデンサとダイオードの集合体。
手作りしようとすると基盤一面使用せざるをえないムズカシイ回路がワンチップで手に入るブラックボックス。
と、オペアンプを基盤に実装するのに使う台(ソケット)。
オペアンプ、もとい内部のトランジスタはで熱に弱いので、半田はソケットに付けて済ませます。

こんな感じでコンバイン。

オペアンプ,ソケット共に裏側の端子が小さく細いので、発泡スチロールやスポンジに刺して売ってくれました。
トランジスタ&ソケット
オペアンプの中身の一つの増幅素子。
多分音量の調整に使う。
左上の長いのはソケット。
熱に弱いトランジスタの保護用に基盤に実装される他、線の形をした足を持つ素子なら何でも刺さるので、半田付けなしでパーツの交換ができるといいなって所にも使う。
もちろん使う分だけ切って使います。
こんな感じでコンバイン。
抵抗

一山幾らの回路界の足軽雑兵・・・なんてことはない。
100個でまとめ買いするに値する重要パーツですよ。

コンデンサ

円筒形のアルミ電解コンデンサと水色の積層セラミックコンデンサ。
熱特性とか高周波特性などに違いがあるんですが、まぁそんなに気にしない方向で。
ダイオード
信号を一定方向にしか通さない素子。
コンデンサは逆電圧がかかると壊れるのでそれを防ぐ為に入れれているのかと思われる。
光らないLEDと言うか、光るダイオードがLED。

 

ユニバーサル基盤

無数の穴の周りが銅箔で縁取られています。
ここに素子を実装。
これも必要な分だけ切り取って使います。

可変抵抗&ツマミ

抵抗値がツマミのひねり角度で変わるステキ素子。
抵抗値を直感的に変えられるので、オペアンプやトランジスタの増幅率を調整するのに使います。

あとケースを用意しないといけないんですが、基盤のサイズが未定なので保留。
作り手としては小型化を目指したいんですが、痛くするなら少し大きめの方が絵柄が映えるので、悩ましい。
とりあえず基盤を組んでから考えましょうー。

歪みの元祖はFuzzなんだよっ ビッグマフモドキ作成 前置き篇


 

ループボックス完成の興奮冷めやらぬなか、一冊の本を入手しました。

ちょっと感動してしまったので、ファズを作る事に決めました。


サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座

エフェクター作りの参考書を探していた所、たどり着いた一冊なのですが、
何やらただならぬ一冊のようです。

まずAmazonのレビューが10件ながら全件星五つ(’13/03/16現在)。
逆炎上って感じになってます。
この手の書籍は、評価の高低が両極端になる傾向があるみたいなんですが。
レビューを見ると、確かに凄そう…
欲しい!!

が、絶版になっているようで、マケプレではややプレミア価格になっています。
スルーしようかと考えたのですが、情報を集めた結果、筆者の大塚明氏のHPに辿りつきました。

珍品堂アナログ店
http://www.diskdig.com/na.htm

そこから本書の紹介ページを拝見しました。
基盤のパターンデータから組み込んだパーツの写真が全部載っていて、マジオドロキ。
本当にレビュー通りなのかもしらん…
これは何としても手に入れないと。
手に入るうちに!!

紀伊国屋書店に問い合わせた所、「埼玉から見て遠方」にある店舗に在庫があったそうなので、取り寄せてもらいました。

まぁ、そんなわけで入手できたので、本書に載っている作例を作るのが筋かと思いますが、
本書の紹介ページに「パイロット版」と銘打って、ファズの名器、ビッグマフの作例が掲載されています。

ハンド・メイド プロジェクト ver3 パイロット版
http://www.diskdig.com/hmp3/pilot/pilot1.pdf

ビッグマフと言うと、ファズフェイスに並ぶファズの名器中の名器。
エレクトロ・ハーモニクス BigMuff π

知名度もスゴイと思うし、作ってみたいですよね。
何よりTONEコントロールが付いているのが、基本的なエフェクターの回路をおさえるのにいいんじゃないかと思われます。

というわけで歪みエフェクターの元祖Fuzz、その代表選手たるビッグマフの作成に挑んでいきたいと思います!