狼と香辛料 (1)

ちょっと前に映像化された話題作。

ビッグウェーブに完全に乗り遅れて読み始めました。

行商人ロレンスは商いの道すがら、豊穣の神で賢狼の”ホロ”と名乗る少女と出会い
彼女が北方の生まれ故郷に帰るまで共に旅をすることになった。
ある日銀貨のレートに関する儲け話を持ちかけられたロレンスは話に乗る事にしたが・・・

経済的な寓話とライトノベルを合体させた大傑作。
ホロも老獪で魅力的だど、
自分の置かれている状況や相手の利益になる事、打撃になる事を
巧みに引き出して交渉するロレンスがカッコイイ。

ホロ:「貨幣が国の力を表しているのはいつの時代も一緒のようじゃの」
通貨の価値でひどい目にあってる国もありますけどね!

刀語 第三話 千刀・ツルギ

西尾維新の大河
ラノベノベル、刀語の第三巻。

いきなり第三巻で恐縮です;

3本目の刀、千刀・ツルギ(金偏に殺)を収集するため、

とがめと七花は出雲の三途神社に赴き

所有者敦賀迷彩と対決する。

「映像化」だの、「実写だったらどうする」だの

メタな発言が飛び交う本文は読んでて爽快。

敦賀迷彩の、割り切れてるけど割り切れてない

カラッとしてるけど陰湿な所に惚れる一冊!

”この世界はばかばっかりだ”