西新宿のライブイベントで一眼持ってモッシュしてきた

最近知り合ったVOI SQUARE CAT というバンドさんがライブイベントを主催するというので撮影を兼ねて観てきた。
小さめのハコで舞台と席が近い上にえらい盛り上がりで。
最前列はモッシュになってて、いい意味で撮影どころじゃない!
VOI SQUARE CATさんまだ若いのに、とんでもない動員かけられてすごいなぁ。
音源も聴きやすくていいし。
今後もがんばっていただきたい。

ここ最近ライブで写真撮るようになってわかったのだけど、
会場によって撮り方を考えないといけない場面がけっこうあって。
席があって自由に動けなかったり、混んでて動けなかったり。
今回わかったのは、モッシュに負けない体力と精神力が必要な場面があるんだって事。
自分がカメラ構えて前に立つと明らかに邪魔になるので、開演直後に接写で全身像を撮ったら一歩引いて撮るのがいいのかなぁ。

140921live

ピンボケと手ブレはかなり抑えられるようになったので、少しは上達したかも。
写真の上達はともかく、我がバンドもいつかはこういったステージに立てるレベルになりたい。
と、決意を新たに。

 

 

時計じかけのオレンジ 感想

お盆休みに観た映画ラスト。
「2001年宇宙の旅」でおなじみ、スタンリー・キューブリック監督作(‘71)
近未来のイギリスを舞台に不良少年が洗脳を受けて更生するんだけど・・・という話。
「ジキル博士とハイド氏」や「アルジャーノンに花束を」に代表される、人格改造の悲劇みたいな話なんだけど本質は社会風刺かな?
例によってちょっと難解だと思う。
ヴィジュアル的に凝っていて、HENTAI的としか言いようの無い、卑猥で鮮烈なイメージの洪水で幻惑された!
台詞回しもすごいし、BGMは基本的にクラシックなんだけど、全然クラシックさを感じさせない。
むしろクラシカルな権威を嘲笑うようなというかなんと言うか。
あと、ストーリーも巧妙。伏線がことごとく回収されていくので観ていて痛快。
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地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他7編 感想

芥川龍之介の短編集。
岩波文庫。
BookOFFにて108円で購入。
いわゆる王朝物の短編がまとめられている。

「ございます口調」の語り部が話す体裁の作品が多く、独特の厳かさを感じる。
口伝という古い形体が王朝物の古めかしさをより引き立てている。
「ございます口調」は下手をするとギャグにも慇懃無礼にもなってしまうと思うのだけど、そこを世界観作りに使ってしまうあたり、流石は文豪と言った所かと思う。

平安時代は幽玄な雰囲気よりも、映画「羅生門」の「末法の世」みたいな雰囲気が好き。
美しい物も汚い物もゴチャゴチャと細かい描写を与える事ができるあたりは、人として文章レベルの違いが歴然として突き放されるように感じる。
自分も頑張ろう。

「杜子春」等小学生でも読める話から、「藪の中」の人狼ゲームめいた話、耽美?を感じる「地獄変」まで、バリエーションの広さも芥川龍之介の魅力かと思う。
本書は割と読解力が求められるけど、独特の雰囲気は一読の価値アリ。

 

ママチャリGP2014 第二戦に参加!

先週9/6(土)の話。
ママチャリGP2014第二戦に参加。
富士スピードウェー(の敷地内にあるカートコース)をママチャリで爆走してきた。

この日は雲がかっていて、せっかくの富士山が一片も拝めず。
そのくせ日差しは強くて、けっこう焼けてしまった。

そもそもママチャリGPとは、富士スピードウェーをママチャリで走る6時間耐久レース。
サーキットを走る本戦が1月に、
カートコースを走る第1戦第2戦が4月と9月にある。
ロードレーサー等のスポーツサイクルは不可。
重いママチャリを必死で漕ぐ、愛あふれる浪漫のレースなのだ。
1チーム最大10人、交代でこぎ続ける。
待っているメンバーはBBQで体力を回復する(多分)。

自分は中学高校の同窓生7名とチームを組んで参戦。
実は今年で初参加から3年となり、準備から撤収までずいぶん要領よくできるようになった。

カートは小回りが効くだけあって、ヘアピンカーブが続くコースになっている。
ママチャリに乗って体重移動でカーブを曲がり切る機会は街中ではそうそう無いので超楽しい。
残念ながら熱中症も含めて負傷者が数名出てしまったみたいだが・・・。

さらに、実は来年1月には本当にスピードウェーのサーキットを走る”本戦”への出場が決定済だったりする。
みんながんばろう!

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グランド・ブダペスト・ホテル 感想

お盆休みに観た映画その3。

有楽町スバル座にて観賞。

常連客の遺産相続争いに巻き込まれた“グランド・ブダペスト・ホテル”コンシェルジュと、その弟子が事態を収拾すべく走り回る。
ブダペストといってもハンガリーの首都ではなく。
架空の国ズブロフカ共和国の“グランド・ブダペスト・ホテル”。
タイトルが“ホテル”なのに実際は西へ東へ走り回るロードムービー的な面もあり。

ホテル内はまるで油絵を見ているような、ちょっとのっぺりとした極彩色のビジュアルで統一されていて幻惑される。
一歩外に出ると第一次世界大戦下を連想させる、暗いヨーロッパの雰囲気が醸しだされている。
ヨーロッパの戦争に対するメンタリズムを垣間見たように感じる。
本作はドイツ・イギリス合作映画。

全体的にテンポよく進行。
油断していると置き去りにされるので注意。
ミステリー自体は力技で解決されるので大丈夫かと思う。

タダ券をもらったので、何の期待もしないで観たら意外にスマッシュヒットだった。
興行的にもスマッシュヒットした様子。
ギャグありサスペンスあり暴力ありのエンタメてんこ盛りの一本。
11月にDVD出るらしいので、おすすめしたい。

140903GBhotel
☆☆☆☆★ 4.5点 (5点満点)