【ヒッグス粒子発見(?)記念】 宇宙は何でできているのか 再読

神の粒子だとか、物体に質量を与えるだとか言われている”ヒッグス粒子”が発見されたという報道がありました。
ヒッグス粒子って何だっけなと思い、前に読んだ素粒子関係の本「宇宙は何でできているのか」を再読してみました。

流石に2回目だけあって、前回理解できなかった小林・益川理論の話も割とよくわかりました。

ただ、本書ではヒッグス粒子を”暗黒場”と呼んで、説明をあえてボかしています。

”正体のわからないものに名前をつけると、それだけでわかったつもりになりやすい”

なんだそうで。
知ったかぶりされるよりはよっぽど信頼できますが!
とにかく、ヒッグス粒子の存在が確定すると、物質を構成する素粒子と力を伝達する素粒子の理論が完成する、という事らしいです。

しかし、その素粒子の理論(標準理論という)で説明できる物質は宇宙全体の0.5%にすぎないんだそうで。
残り23%がダークマター、73%が暗黒エネルギー・・・なんだそうですよ。

宇宙の残りほとんどは謎のままという事ですが、今回ヒッグス粒子を生成した粒子加速器は、元々ダークマターを生成する目的で作られた代物らしいので、謎が謎を呼ぶ中、新たな発見に期待したいですね。

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