先日、テナーウクレレにナイルガット弦を張ってみようという旨書きました。
実際に張り替えましたので感想を書いていきます。
張ったのはT’sウクレレのテナー、通称みみまる君。
コアボディのマホネックです。
弦はダダリオのテナー用ナイルガット弦EJ88T。
張ったところ、3弦が0.038インチ(0.97mm)と太く、ナットがキツキツになりました。
右利き用に調整されたウクレレをそのまま左向きに弦を貼っているので、本来2弦のナットがキツイのは仕方なし。
しかし、弾いているうちにだんだんスムーズにチューニングできるようになりました。
ナットが広がってしまったのか。
弦が伸びて痩せたのか。
伸びにくいと言われるナイルガットですが、最終的に糸巻きのシャフトいっぱいに巻かないといけなくなりましたので、それなりに伸びるようです。
作業していて、ナイルガット弦はフロロカーボンやナイロン弦に比べると硬いように感じました。
そのため、ブリッジに弦を結びつけるのが大変で。
問題ないようですが、2,3弦は1,4弦のように2回巻いて留めることができませんでした。
これは弦が硬いだけでなく、ウクレレだからかブリッジに結びつける所が狭いのも要因だと思います。
肝心の音はどうかというと。
フロロカーボンに比べると独特のウマ味が強く、強烈にハリのある音。
パンチがあってストレート。
味で例えると化学調味料っぽい強引で舌に残るウマ味ですが、悪くない。
弦の鳴りが良く出る(と思われる)みみまる君と相性良さそうです。
主催ライブでもいい音で活躍してくれましたので、ナイルガット大正解ですね。