学問のすすめ 現代語訳

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

一万円札の肖像でおなじみの福沢先生の歴史的名著の現代語訳版。
オリジナル版は明治時代の出版当時としては、庶民にも読みやすい文体で書かれていたそうなので、現代人が読みやすいように訳してくれるのはありがたいと思う。
「学問のすすめ」が説く、目指すべき到達点は”自主自立”を成し遂げるということ。
これは開国してから日が浅く、世界をヨチヨチと渡り歩き始めた当時の日本の感覚による物だと思いますが、今の日本人にも求められる所なんじゃないかと思う。
“独立の気概がない人間は、国を思う気持ちも浅い”
ともおっしゃってますし。

独立とは他人に依存する心がないこと。
何物にも依存しない確固たる自身を確立する為に学問をし、各人に生じる義務を全うしてこその独立。
「学問のすすめ」なので、冒頭に勉学の奨励が来るのはわかるけど、そのすぐ次に義務の遵守を持ってくる所が凄いと思った。
神社の御神体を粗末にする等のエピソードから、唯物論者だと思ってたが、古いものを検討なしに批判し、新しい物を迎合する姿勢も批判していて、バランスを取っているのは流石だと思った。

ループボックス作成 塗装+α篇


 

実に2週間ぶり、ループボックス作成の更新です・・。

ラッカースプレーで筐体に塗装をしていきます。
まさか小中坊の頃、ガンプラ作りに精を出した経験が生きるとは・・・。

まぁ、じっくりゆっくり進めたので時間がかかってしまいました。
依頼主サマのご意向により、貼り付けるラベルの用意も少々手間取った感じですが、なかなか質感よく作成できました。

我が家の塗装ブース

塗装前準備。筐体の全面をやすりがけです。
こうすると塗料の食いつきがよくなるはず。
400番ぐらいの耐水サンドペーパーでゴリゴリ。
いよいよ吹きつけ。
まず使うのが、四角く囲った”サーフェイサー”。
ラッカーで溶いたパテを吹き付けて下地を作ります。
パテなので、ある程度の大きさの傷を埋めるのにも使えます。
本来なら”プライマー”という金属専用の下地塗料があるらしいのですが、プラモデル知識準拠でサーフェイサーを選びました。

ぶしゅー。
有機溶媒の懐かしいにほひ・・・。
写真で3度吹きぐらい。
一度の吹きつけを微量にして、何度も吹いていきます・・・。
途中どうしてもホコリが付着してしまいますが、その場合は完全に乾燥するのを待って、1000番のサンドペーパーでホコリを落としてから吹きなおします。
謎のシボシボが出る・・・
なんだこれ・・・
吹き上がり
穴あけの時に書き込んだメモが見えてしまっている・・・。
サーフェイサーかけると見えなくなるかと思ったんですが、これは計算違い!
しかも、赤丸の箇所がボコボコになってしましました。
これはサーフェイサーの吹きすぎで垂れてきた結果。
メモ書きが見えているのもあり、一旦剥がして吹きなおしました・・・。
底面のフタパーツ吹き上がり。
本体の方は写真撮り忘れ;;

次に色付け。真ん中の赤いので吹いていきます。
ぶしゅー
OK!
今度はうまく行きました。
ここまでで5日ぐらい。

次にラベルの作成ー。
依頼主ご指定の絵でラベルを作ります。

EVA:Q

エヴァQのアスカですすねー。
ちゃちゃっと画像編集してラベルでドーン!

今回ラベルに使ったのはこちら。

A-oneの耐水ラベルシート、ホワイト光沢。
厚みが0.15mmと薄かったのと、ヨドバシにプリントした見本が置いてありまして、なかなか質感が良かったので採用しました。

角を丸くするパンチ
ラベルの角を取るのに使いました。

ラスト。
表面をクリアコートでコーティングしていきます。

水性アクリル塗料を吹き付けて、軽い傷なんかは防げるようになるはす。
ラベルがテカテカ光沢、塗装が半光沢と明確に質感が違うので、その補正にもなるはず。

そんなこんなで外装完成ー。

トップコートの威力はすごい。
一吹きでグッと落ち着いた仕上がりに。

外装でえらい時間がかかってしまいましたが、初めてにしてはイイ感じかなぁという出来栄えかと思います。
依頼主様に気に入ってもらえるといいんですが。
それではパーツ組み込んで完成させます。

ループボックス作成関連記事
事始篇
検品篇
追加で買出し篇
穴あけ篇
塗装+α篇
Next!→配線&完成篇

電波女と青春男 (2)

電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

青春を求めて都会に出てきた主人公が、電波女の従姉妹や”大供(おおども)”な叔母、個性的なクラスメイトとワイワイガヤガヤする、「電波女と青春男」の第二巻。

読みづらいモノローグがやたら長いので、食傷気味になって敬遠している人がいっぱいいるんじゃないかなぁと思いますが、基本的に前向きでいい話。
第一巻の時の話ですが、ヒロインが布団で簀巻きになって、「もふもふ」としゃべるのをそのまま文章化されてたりして面くらいましたが、最終的に読んでてほっこりする感じです。
つまりおもしろいんだよっ!

今の子供はペットボトルロケット作りをやるようで。
理科か図工か分からないですが、自分の頃の自分の学区ではそういうの無かったですねー。

ちょっとずつ前向きになっている電波女がどういう方向に向かうのか。
楽しみなので、早めに3巻に手を出したいと思います。

ループボックス作成 穴あけ篇


 

いよいよ筐体に部品を取り付ける穴を開けていきます!
今回のループボックスに開ける穴は12箇所。
アルミダイキャストボディーにドリルでドリドリ穿っていきます!
まさに穿孔。
やーっとDIYぽくなってきましたね!

穴あけ完成形

まず穴を開ける場所を決めるために型紙を起こします。

定規で測って寸法を出して、穴を配置。
割と余裕の無い大きさのケースを選んでしまったので慎重かつ大胆に記入していきます・・・。

リア面の標準ジャックが4個並ぶ所が狭そうですね。

完成した型紙を物理的にコピー&ペースト!

この状態で依頼主サマに見てもらってGOサインを頂きました。

一般的なエフェクターケースの穴あけでは、筐体に中心線と穴あけ点を直接書き込んでいくみたいですが。
自分の場合、立体物に正確に中心線が引ける気がしなかったので、型紙を貼り付ける方式をとりました。

開ける穴の中心点にポンチでドーン!
ポンチとは先の尖った鉄の棒。
ハンマーで筐体に打ちつけて、ドリる点を刻印していきます。
こうしておくとドリルを押し当てた時に先端がブレないのでいいのです。

ドリルでドーン!
フットスイッチの穴が直径12mmという巨大サイズなので、会社のボール盤を借りました。
徐々に太いドリルに替えながら穴を広げていくので、30分ぐらいかかりましたが、本格的な工作機械を使って作業すると早い早い。
電動ドライバー+リーマーで作業するのに比べれば相当な早業のはず。

そんなこんなで一番上の穴あけ完成図のような感じになりました。
いてもたってもいられず、パーツを仮組み。
写真はリア面が正面。

パーツの配置はこんな感じ。
両隅の背面ジャックが本当にギリギリだったみたいですね・・・
これでループボックスも一つのヤマ場を越えたと言うか何というか。
残る塗装,配線,+αがんばって、早く依頼主さんにお渡ししたいです。

ループボックス作成関連記事
事始篇
検品篇
追加で買出し篇
穴あけ篇
Next!→塗装+α篇

ループボックス作成 追加で買出し篇


 

ループボックス部材を追加で買出しに行ってきました。

今回のキモは4PDTスイッチ!
一個¥750!!
これが秋葉原でもなかなか売ってないのでした。
あと、テスター,半田ゴテ等の電子工作基本ツールを少々。
先週の買出しで見つからなかった4PDTスイッチ。
今回はラジオストアーのパーツランドさんで買って来ました。

A/Bのループを交互にON⇔OFFさせるようにするとなると、4系統のON⇔OFF機構が必要になってきます。
間違ってたらゴメンナサイなんですが、おそらくこんな感じ。
1.Aループに送る信号⇔アース
2.アース⇔Bループに送る信号
3.Aループ信号をスルー/ループ選択スイッチに戻す⇔Bループ信号をスルー/ループ選択スイッチに戻す
4.Aループ用LED⇔Bループ用LED
これを3系統ON⇔OFFの3PDTスイッチでやろうとすると、上の1.と2.を合体させて
1.Aループに送る信号⇔Bループに送る信号
2.Aループ信号をスルー/ループ選択スイッチに送る⇔Bループ信号をスルー/ループ選択スイッチに送る
3.Aループ用LED⇔Bループ用LED
こうするしかない、と思う。
そうなると、OFFにした方のループがアースに落ちないので、シールドがちゃんとしてないとノイズが乗る・・・かもしれない。
でもケースがアルミダイキャストなのでシールドは問題ない・・・かもしれない。
はじめてのエフェクター作成なのでスペック重視のパワープレイでいきますっ!
次ー
LED赤&緑 各10個で¥100
前に赤緑はダメかなと書きましたが、赤緑LEDを追加で購入。
回線表示LEDは赤と緑でいきます。
ニッパー ¥430
金属線を切る用。
ニッパーは持っているのですが、プラモデル用なので、おそらく金属にはNG。
そこそこの値段の割りに、刃先もきちんと揃っててイイ感じです。

半田ゴテ入門セット ¥1530
半田ゴテ,コテホルダー,半田線,半田吸い取り線,ヒートクリップ,ソルダーアシストがワンパックになった入門セッツ。
これだけ入ってこの値段。
しかも日本製。
デフレここに極まるって感じですね。
使い方は後々。
テスター ¥1000
秋月電子オリジナルモデル。
何となく反応が悪いですが、必要十分だと思う。
探針が内臓できるのがグー。
ブレッドボード ¥200
半田付けなしで回路を組むことができる、実験用基盤。
ループボックス作成には使用しないですが。
サーフェイサー/カラースプレー/つや消しトップコート
塗装用。
赤く塗って三倍の性能を目指します(違
以上ー、本日の買い物でした。
次こそケースの穴あけで更新したいです。

ループボックス作成関連記事
事始篇
検品篇
追加で買出し篇
Next!→穴あけ篇