いつまでもデブと思うなよ

自分の体重は今朝の測定で63.4kgでした。
9年前からコツコツ痩せ続けて、26.6kg落とせたのですが、
後3kgどうしても落とせず、悩んでいます。
新しいダイエット法を導入したくて、本書を読みました。
食べたものと食べた時間をひたすら記録していくという「レコーディング・ダイエット」を提唱しています。
食事ログを解析する事によって無理なく太る行動を避けるようにするというコンセプトです。
これは自分のダイエット経験から見ても間違いなく効果ある方法だと思います。
この、ログを解析して良くないやり方を正していく”レコーディング”という概念は、ダイエット以外に練習とか勉強にも応用できそうですね。
『レコーディングはすべてに応用可能な、「奇跡を当たり前にする」技術なのである』
2012年にトライしてみたいことがまた一つ増えました。
また、太っている人は体からの食欲に無頓着であると指摘しています。
これは、体が「十分食べた、もう食べたくない」という欲求を発しても、
「好きだから」とか「食べ放題で元を取らないと」という頭脳の欲求が優先されるという状態を指しています。
食べ残しは申し訳ないと思って、量が多くても完食しちゃうんですよね。
来年は常に並か小盛りで注文するようにします!

なぜ私だけが苦しむのか

ある日事故で片腕が無くなったらどうしましょう。
自分はギターをやってるので、そりゃもう想像するだけで辛いです。
腱鞘炎の為、数日間弾けなかっただけでも大ダメージでしたし。
腕に限らず脚や脊髄の損傷といった致命的なダメージ、
家族や愛する人との死別等々の理不尽な不幸に直面した時、
人は世界を敵に回して、こう思うでしょう
「なぜ私だけが苦しむのか・・・」
この疑問に応え、再起を促すのが本書のテーマです。
神や宗教というのは、不幸を予防するのではなく、絶望の淵から立ち上がるために心を奮い立たせる為のものだと作者は言います。
自分が不幸に見舞われた時だけでなく、親しい人が酷く傷ついたとき、共に歩いていくにはどうすれば良いのか。
幸いな事に自分の周りではまだ”悲劇”に遭遇した友人はいないのですが、もしもの時は読み返して、支えになれるようにしたいです。

本を読む本

読んだ本をしっかり自分のモノにする読み方のススメ。
主に新書等の”教養書”の読み方が解説されています。
1940年に出版された本なのですが、目次を熟読した後、ざーっと全体に目を通して、
キーワードや論旨、用語の使い方を把握してから読み始めるスタイルは斬新だと思いました。
ただ、前に紹介した日経アソシエの読書法のように、やり方が極端なので
なかなか実行するのは難しそうなのですが、自分の”読書力レベル”を超える本に挑むときには、
本書のやり方の他に手が無いのではないかと思いました。
なんつうか、
「わかった、と言えるまで本の評価をしてはならない」
と、書かれているので、なんとレビューしようか悩みながら書きましたが、今に始まった事でなし、これからちょっとずつ改善していきましょう。

宇宙のかけら

昨日「宇宙は何でできているのか」でアタマがパンクしたので、超入門篇、宇宙論の絵本を読みました!
以前読んだ時は分かりやすくて良いな、と思ったのですが、今回は何だか物足りない・・・。
物足りないのですが、恒星内での核融合によって生じた元素が超新星爆発によって宇宙に撒き散らされて、地球や我々の体を構成している素材になっているという下りは非常に分かりやすく書かれています。
タイトルの「宇宙のかけら」とはコレの事でしょう。
宇宙論に関する話としては、以前紹介した人類が生まれるための12の偶然と昨日紹介した宇宙は何でできているのか、そして「宇宙のかけら」と併せて読むと、かなり理解が深まると思います。

宇宙は何でできているのか

宇宙は何でできているのか (Amazon)

宇宙キター!な本かと思いきや、微小な素粒子に関する本でした。
しかしタイトルに誤りは無いです。
序章で”ウロボロスの輪”と表現されるように、宇宙の成り立ちと素粒子の種類や働きは表裏一体であるからです。
この手の量子物理の入門書は何冊か読んでいるのですが、2008年にノーベル物理学賞を獲った小林誠、益川敏英両先生の”小林・益川理論”の下りに入るとちょっと理解が追いつかなくなります・・・
CP対称性の破れ・・・

とりあえず本書を読んで、CP対称性の破れが、今の宇宙に反物質が無い状態になっていることの完全な説明ではないというのは理解しました。
今まで誤解してました。

全5章中最後の2章が意味プーなので、しばらくしたら再読したいです。