レバレッジ時間術

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

図書館で何気なく手に取った一冊なんですが、思わぬに良著でした。

レバレッジというのはテコの原理の事で、「小さい時間で最大の成果を上げる」というのがテーマ。
まぁ、最大の成果というのをどう評価するのか難しい所ですが、漫然と作業を続けるのではなく、目標(ゴール)を決め、逆算的にステップを設定していくやり方は画期的だと思いました。
というのも、今まで目標を設定することはあれど、次に目標が飛び込んでくるとそっちに集中してしまって忘れ去ってしまうことがしばしばでした。
同じ理由で何本もプロジェクトを流すなんて無理。

楽器の練習なんか特に計画的にやらないと適当に遊んで一日終わってしまいますからねぇ。
あぁ、一日が終わる・・・。

文具の流儀

長年売れ続けている文房具の魅力とメーカーのこだわりを紹介する一冊。
自分が文具を買い求める時は、まず価格を見て買っているので、ロングセラーかどうかはあまり考慮してなかったつもりなのですが、
よくよく机の引き出しの中を見ると、カッターはオルファだし、ノートはキャンパスノート、油性ペンはマッキーで判子はシャチハタだったりする訳で。
価格以上に”ロングセラー”の信頼性を買ってるところがおおきかったりするのかな、と思いました。

20歳のときに知っておきたかったこと

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

スタンフォード大学で起業家精神を育てる講義を担当している先生の本。
丁度NHKでスタンフォード白熱教室と言って授業の様子を放送しています。
前向きな思考で、チャレンジングな生き方をススメていて、読んでいて何だかヤル気が湧いてくる良い本でした。
起業、起業、って言ってもよぉ、結局米国的グローバリゼーションの押し付けだろうがよお・・・
と、ちょっと斜に構えて読んでしまったのですが、本気で世の中を良くしたいと考えて自分自身の限界を突破するには、 失敗を許容し、チャレンジングに生きるしかないー
とは思えどね… 

眠れなくなる宇宙のはなし

人類の、宇宙に関する考察の歴史をまとめた一冊。
世界は3匹の象の上に乗っていて、その下に巨大な亀がいて、
さらにその下に自らの尻尾を咥えた蛇がいるという、古代インドの世界観から、
「世界は10次元空間に漂う薄い膜のような存在」という”ブレーン宇宙論”まで網羅。
10次元空間云々の”ブレーン宇宙論”と、その基礎になる”超ひも理論”については、
振動する弦で全部の素粒子ができているという話を聞きかじっただけだったので、なかなか興味深かったです。
ちょっと詳しい本を読んでみたいと思います。
前に紹介した人類が生まれるための12の偶然宇宙は何でできているのかの内容とリンクするところが合って、それぞれの話を統合すると大まかな現代宇宙論が頭に入る気がします。

モチベーション3.0

あけましておめでとうございます!
本年も奇妙なスタラクタイトをよろしくお願いします。
2012年の目標を考えようと思って読み始めた本が、やっと読み終わりました。

モチベーション3.0とは、報酬や処罰によって強制される動機(モチベーション2.0)に対して、
「学びたい」とか「創造したい」等の内発的な動機を指しています。
人間は内に秘めた向上心や自己実現をモチベーションの糧として行動ができるもので、それが最大の収穫を生む方法だと本書で言われています。
自己実現と自己愛を履き違えると、ゆとり教育になってしまいそうですが、
マスタリー(熟達)の章で、自己実現は人から与えられる物ではなく「長期目標を達成するための忍耐力と情熱」によるものだと言っています。 
大きな目標に向かっていくにはコツコツいくしかないって事ですね!  
いわゆるビジネス書なのですが、一年単位の目標ではなく、一生涯に渡る目標の話でした。 
今年もコツコツ更新がんばります!