あるよ、お前の家のそば「妖怪画談」


カラー版 妖怪画談 (Amazon)

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者にして妖怪研究の第一人者である水木しげるの妖怪画集。
フルカラー画集が新書サイズで読めるのは嬉しいですね。

ある意味妖怪図鑑なのですが、水木しげる本人が”出会った”、”体験した”妖怪や奇妙なものを取り上げています。

「オシッコ様」と呼ばれる、東北地方の河童らしき神様や「ニューギニアの森の霊」等、実際に訪ねた”奇妙なもの”の紹介に始まり、
「天狗倒し」や「川赤子等」、”出会った妖怪”の紹介と続きます。

妖怪とは元々は姿形の存在しないもので、我々が知っている妖怪の姿というのは室町から江戸時代にかけて描かれた絵巻物が元になっているそうです。
何しろ姿形が無い物なので妖怪感度の低い人は見ることが難しい。
この本は、そういう霊的なアンテナの低くなってしまった現代人に”霊的なもの”に関心を持ってもらいたいという考えで、この本を作ったのだそうです。
イメージ先行だと、先入観とかどうなんだろうという気もしますが、水木御大の意外にもバラエティーに富んだ画風が楽しめる良い一冊でした。

メモ魔になれ! モレスキン「伝説のノート」活用術

モレスキン 「伝説のノート」活用術 (amazon)

かつて、ピカソやゴッホが愛用したと言われるノート、”モレスキン”を使い倒すノウハウ集。
かと思いきや、モレスキンに限らず様々なノートで実践できるアイデアが満載でした。

とにかく何でもメモに残して、後で整理する”ユビキタス・キャプチャー”というやり方を提唱しています。
ユビキタス・キャプチャー自体は、以前紹介した人生は一冊のノートにまとめなさいにある”ライフログ”とほぼ同じなのですが、本書は一日一回の”毎日レビュー”と、週に一回の”週次レビュー”を行って、タグ付けや索引の作成による検索性の向上をオススメしています。

とにかくメモするタイプのメモ術は、いかにレビューを行うかがカギになってくるので、この手の本を数読んで、自分なりのレビュースタイルを確立するのが大事かと思いました。

【悲報】浦和 八頭龍消滅

浦和で一番のお気に入りだったラーメン屋「八頭龍(オロチ)」が別のラーメン屋に変わっていると聞いて、友達を引き連れて飛んでいきました。
確かに「豚骨 豚野郎」というお店に変わってました。
気分は一気にお通夜ムードに。
よりによって豚骨かー。
豚骨臭いの嫌いなんですよね。
しかし食わず嫌いは良くないし、食べないことには記事にできない。
腹をくくってのれんをくぐりました。

純白塩豚骨 ¥750
見るからに豚骨。
ゲンコツを通常の4~5倍使ったらしいスープはラーメンチェーン「天下一品」のこってりラーメンを彷彿とさせます。
いかんせん豚骨くさくてかなわないのですが、麺は豚骨ラーメンにあるまじき中太麺。
モチモチシコシコでこれは旨かったです。

前々から閑古鳥が鳴いていた「八頭龍」。
いつかこんな日が来るのではないかと、覚悟していたつもりでしたが・・・
今日の俺にはこの豚骨の臭ささえどこか上滑りしていく・・・

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お店の情報は公式ブログ?に。

すみだジャズストリートフェスティバル 設営してきました

明日8/18から始まるすみだストリート ジャズフェスティバルの前日設営を手伝ってきました。
写真はメイン会場の錦糸公園。
何も無い広場にテントの群れができました。
実行委員さん達が的確に指示してくれたので思いのほかさっくり設営完了。
あと、意外に人手が十分でした。
いわゆる人海戦術。
皆さんボランティアでしたが、こういう活動に積極的に出てくる人って結構多いんだなぁ、と。
感慨深いです。
自分は当日Tシャツ売ってますので、お時間のある方は是非いらしてください。
錦糸公園から望むスカイツリー

プロットすごい 「人類は衰退しました 2」

人類は衰退しました 2 (Amazon)

大人気放映中のアニメ「人類は衰退しました」の原作第二巻。
「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」
「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」
の2作が掲載されています。

1巻は世界観の説明と、妖精さん達のデタラメさ加減を表現するのに紙面が取られていましたが、
2巻は練りこまれた複雑なプロットが楽しめます。
だらっと読んでると展開が把握できなくなるので注意が必要です!

「じかんかつようじゅつ」は変則的なタイムリープモノなのですが、
意外な時間軸の動きと、複線の回収が見事でした。
ただ、話のポイントとしては、助手さんの正体がよくわからない所にミソがあるので、アニメ未見の方は原作を読んでからご覧になることをオススメします。

「じゃくにくきょうしょく」は”ものの見方”に関する鋭い考察。
視点が変わることによる認識の変化だけじゃなくって、認識する側の変化に着目した所がおもしろいです。
某掲示板が言うにはとりわけ評判のエピソードらしいです。
納得。

シリーズものはザっと読む主義!(※例外多数)
なのでなるべく早く3巻読みたいです。