超高速!参勤交代 感想

今年の夏休みはけっこう映画三昧だったので、感想をば。
そろそろ9月ですがお気になさらず~。

あらすじ

5日で江戸まで参勤せよ!
と、幕府から難題を突きつけられた磐城(福島南部)の小藩。
通常の倍速を要する” 超高速参勤”に驚きの方法で挑む。

感想

タイトルに超高速と謳う割にスピード感が無いのが残念。
佐々木蔵之介と深キョンのラブコメ
ニンジャvsサムライのチャンバラ
以上の2点を楽しむ映画だった。
もちろん参勤交代もするけど。
大名が抜刀術でニンジャを斬り倒すシーン。
「大統領が戦闘機でエイリアンと戦う」みたいなケレン味があって良いと思う。

自分の期待していた物とだいぶ違っていたので残念な感想になってしまうけど、
良くも悪くもTV局が作った今風の時代劇映画だと思う。
そう考えると、「のぼうの城」は良く出来ていたなぁ。

評価:☆☆ (5点満点)

140826choukousoku

始めよう。瞑想

スタンフォードの人生を変える教室で推奨されていた、瞑想。
教室では「リラックスした状態で座り、呼吸に集中する」というシンプルな方法を紹介されていたんだけど、もうちょっと詳しい所を知りたいと思って読んでみた。

一回15分の瞑想を15段階の所作に分けて解説。
15段階ともなると流石に煩雑だけど、一個一個はわかりやすい。
毎日やるとなると、シンプルで続けやすいスタンフォード方式の方が適していると思うので、
15段階のうち、自分に合ったメソッドをスタンフォード方式に組み込んでいくのがいいと思う。

実際瞑想をやっていて疑問に思う所に一定の解答を下してくれるのでなかなか参考になる。
唾液が溜まってきたら飲んでいいのか?とか、上手く集中できない時はどうするのか等。
ただ、「瞑想を科学する」と標榜している割にあんまり科学的とはいえない話の流れがチラホラ。
ちょっとどうなのかなぁ?と思った。
参考文献も載ってないし。

瞑想を続けるにあたって、やり方に疑問を持ったら読んでみるといいと思う。

140327meditation

ビブリオバトル


ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)

最近ネットやメディアでちょくちょく名前を聞くようになったビブリオバトル。
単なる本の紹介会だと聞いていたんですが、ちょっとだけルールを加えて、より効率良く、かつ飽きないように設計されているらしいです。
加えるルールというのが4点。公式サイトから引用させてもらうと、

【公式ルール】 

1. 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる. 

2. 順番に一人5分間で本を紹介する. 

3. それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う. 

4. 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.

だそうで。

5分間の発表で大事なのが「読んで自分はどう思ったか」を伝える事。
これは書評書く時に意識している所なんですが、同じ文章を読んでも人によって感じ方に違いがあるように、本を読むという行為が既に創作活動であるって事なんだそうです。

プロローグとエンディングにビブリオバトルの疑似体験として、出来損ないのラノベが書かれていてイライラするんですが、大事なのは実践。バトルだから実戦かもしれませんが、仲間を集めてやってみるというのが最初の目標なのでちょっと知り合いに声をかけてみようかと思います...(チラッ

舟を編む

舟を編む

読みました。
本屋大賞を受賞して、今年映画化、やたら評判の良い本書ですが自分には微妙でした。

テーマは「情熱」。
そこに辞書作りとか恋愛とかふれ合いとかくっつけて膨らませたのが本作といった感じがしました。
主題は一貫していて骨はあります。

全体的に「もしドラ」に通じる物があるように感じました。

(5/16読了)

ロシアについて


ロシアについて―北方の原形 (文春文庫)

「坂の上の雲」の司馬遼太郎が語るロシア,シベリア,モンゴルの歴史。

高校の世界史でもロシアが取り上げられるのは17世紀のネルチンスク条約以降か、
中国史としてのモンゴルあたりからで、正直日露戦争までロシアが認識される事がなかったような。
実際、騎馬民族の活動のため、国家形成が遅くなったようですし。

ともかく、周囲を海に囲まれた日本と違い、異民族の活動に翻弄されつつ国家と言うものを形成するに至った過程が興味深かった。
今も昔も世界の動静に目を向けて適切に情報を入手するのがやっぱり大事なんだなと思った。