ループボックス作成 エフェクター自作事始篇


 

最近一緒に活動させてもらってるベーシストさんからエフェクター作成を依頼されました。
酔っていたので話の経緯は忘れたのですが、

Bass「パワーサプライが(ループボックスも)高い」
じばん「あんなんDIYよ」

と言った覚えが。
エフェクター自作した事もないのにどの口が言ってるんだ・・・
とは言うものの、仕事で通信機器の試作品を作っていた時期があったので、アナログ回路組み立てるぐらいなら、まぁ自信があるかな、と言った所ですが。

依頼主サマと打ち合わせた結果、ループボックスから取り掛かることに。
完成見本としては↓のような感じ。

バイパス&Aループ/Bループ切り替えになります。
詳しい回路はリンク先を。

と、モチベーションが高いうちに活動開始。
部材の買出しに秋葉原へ。

本日購入した物を軽く解説しながら紹介。

ループボックス用ケース (86×47.5×113.5mm) ¥914

エフェクターの筐体となります。
完成時はフタ側が底面になります。

左:ステレオジャック×1 ¥80/右:モノラルジャック×5 ¥70
エフェクターの裏を開けると高確率で出てくる、標準プラグ用端子。
プラグが♂でジャックが♀。
こんな感じにプラグと接触します。
3PDT フットスイッチ ¥650
”3PDT”とは「3ポール・ダブルスルー」の略。
この部品無くしてLED付トゥルーバイパスは成り立ちませんぬ。
ワッシャーが白いナイロンで非常にダサイですね。
何か代替を用意しましょう。
LED ¥15
LED保護用抵抗 ¥5
使用するループの確認用LEDとその保護用抵抗。
LEDは抵抗を介さずに電源に繋ぐと壊れるらしいので。
しかし色的に買いなおし決定。
理由はまだ秘密。

(2/2追記)赤&緑でいきます。
そろそろ説明するのに飽きてきた・・・
DCジャック ¥70
電池スナップ ¥40
電源供給用部材。
DCジャックはACアダプタから、電池スナップは9V電池から電力を受けます。
今回作成するループボックスはスイッチで機械的に回線を切り替えるので、本来は電源不要です。
以上、ループボックス部材でした。
リストにすると
・ケース×1
・ステレオジャック×1
・モノラルジャック×5
・3PDTスイッチ×2
・LED×3
・LED保護抵抗×3
・DCジャック×1
・電池スナップ×1
全部で3000円弱。
安い!
ケースの上に部材を並べた所。
左右のステレオ/モノラルジャックを入れ替えて、DCジャックも右側がいいでしょうかね。
スペース的にはDCジャックは下側から出せると作りやすいかも。
依頼主さんと要相談。
パワーサプライ用部材も購入してきたのですが、しばらく棚上げー。
早速ケースに穴を開ける算段に取り掛かりましょう!
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のぼうの城

のぼうの城 (小学館)

昨年観た映画「のぼうの城」の原作読みました。
戦国の世を生きる男達の生き様を描いた”青春小説”。
歴史モノと捉えると、登場人物の口調が今風だったり、含蓄ある人生訓が載っているわけでもなかったりして、少し物足りない感じがしますが、そこはそこ。
強大な力に圧迫されつつも、兵(つわもの)としての生を謳歌する漢の姿にシビレました。
ゆえに、「のぼうの城」は歴史小説ではなく、青春小説なんだよっ!と言っておきたい!
ただしツワモノどもの大半はアラフォーだったりするんですが。

映画は、原作をいい感じにまとめた後、所々を膨らませている感じで、なかなか神脚本だったんだなとわかりました。
公開終わる前にもう一回観にいきたいですね。

会社人生で必要な知識はすべてマグロ船で学んだ


会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

マグロの冷蔵保管技術を研究していた筆者の元に突然「マグロ船にのれ!」という辞令が。
一度出港すると数ヶ月間は帰港できない閉鎖空間で、気さくな乗組員との交流を通じて、ネガティブだった筆者が色々と学んでゆく、自己啓発本。

いわゆるライフハックとしては目新しい所は皆無で、マグロ船に乗るより読書してた方が・・・
という気がしないでも。
さらに言わせてもらうと、この本の最大の欠陥は、読んでいてマグロ船の空気が伝わってこない所です。
先日読んだ「白鯨(上)」は当時の漁師街の雰囲気や、大海原にて腕一本で生きていく漁師の篤い信仰心といった”空気”にあふれてました。
まぁ古典の名作と比較されると困るし、そもそも文学のつもりで書かれていないのかもですが、決定的な筆力の拙さが鼻につきました。

「会社の会議活性化のための研修を云々」する会社の代表さんとなると、著作が”マグロ船ルポルタージュ”だとセルフブランディング的にはNGだったのでしょうかね。

辛口なレビューになってしましましたが、会社の社長から薦められたので読んだので、何かしらコメントしないとマズそうなのですが・・・
さて、なんと報告すればいいんだか。

帯ェェェ・・・

白鯨 (上)


白鯨 (上) (岩波文庫)

2013年一発目はアメリカの文豪メルヴィルの白鯨から。

19世紀半ば、捕鯨業が盛んだった頃の海を舞台に”モービィ・ディック”と呼ばれる白いマッコウクジラを追う男たちの物語。

上巻は、やっと捕鯨船”ピークオッド号”が出航して、しばらくした所まで。
有名な
「白鯨を一番に見つけた者には、マストに打ち付けた金貨を与える!」
の下りは出て来ましたが、肝心の白鯨はまだ出ない。
ここ数年日本の調査捕鯨船が某団体から攻撃を受けているという問題もあって、捕鯨全盛期はどんな感じだったのか、というのを知りたくて読み始めたのですが、その辺りは次巻以降みたいです。

先日、NHKが生きたダイオウイカの撮影に成功し、今週末のNHKスペシャルで映像を公開するということで、今から楽しみにしているのですが。
ダイオウイカの天敵といえばマッコウクジラ。
なんだか良いタイミングで「白鯨」を読み始めたんじゃないかな、と思っています。

2012年振り返り

あけましておめでとうございます。
遅ればせながら、新年のご挨拶を申しあげます。

っと!
気がついたら松が取れてしまいました。
本年一冊目の紹介をすべく現在全力を挙げて読んでいる所なんですが、その前に昨年の総括をば。

昨年読んだ本の数
・物語 34冊
・教養 23冊
合計58冊。
2011年も58冊。

よく読んだ作家ベスト3
1位 司馬遼太郎 (8冊 「坂の上の雲」)
2位 夏海公司 (4冊 「なれる!SE」)
2位 田中ロミオ (4冊 「人類は衰退しました」等)

ガンダムUCけっこう読んだかと思いましたが、2冊に留まりました。

ライトノベル率 29.3%(17/58)
1/4以上がライトノベルという事に。
物語に限ると半数がライトノベル。
これも意外。
よく読んでいるのもありますが、一冊わりと早く読めるというのもあるかもです。
シリーズものというのも。

その他
教養モノは、音楽が趣味な割りに音楽系の本はあんまり読んでないですね。
ぼくらが作ったギターの名器」ぐらいなものですか。
カメラ関係は2冊。
いわゆるライフハック系が多いかと。



以上、2012年の総括でした。
解析が足りていない気もしますが、まぁ傾向がつかめたので良かったです。
今年はいわゆる古典を沢山読みたいと思います。