人類の、宇宙に関する考察の歴史をまとめた一冊。
世界は3匹の象の上に乗っていて、その下に巨大な亀がいて、
さらにその下に自らの尻尾を咥えた蛇がいるという、古代インドの世界観から、
「世界は10次元空間に漂う薄い膜のような存在」という”ブレーン宇宙論”まで網羅。
10次元空間云々の”ブレーン宇宙論”と、その基礎になる”超ひも理論”については、
振動する弦で全部の素粒子ができているという話を聞きかじっただけだったので、なかなか興味深かったです。
ちょっと詳しい本を読んでみたいと思います。
前に紹介した人類が生まれるための12の偶然と宇宙は何でできているのかの内容とリンクするところが合って、それぞれの話を統合すると大まかな現代宇宙論が頭に入る気がします。