日本の10大新宗教

いわゆる”新宗教”とか”新興宗教”のうち、10を選んで紹介?する一冊。
2000年だったか、自分が高1の時”フィールドワーク”という課外授業(?)で大阪に行った際、霊感商法で事件になっていた”法の華”の巨大なネオン看板が掲げられていてビックリした覚えがあります。
その日の夜、友人たちの前で「最高ですかぁぁぁ!?」とやって失笑を買ったのもいい思い出です。
自分は小学校の頃、地下鉄サリン事件等のオウム真理教関係の報道を見て育った世代なので、いわゆる新宗教、新興宗教の類にはかなり悪いイメージを持っています。
なので、なるべく触れないようにしてきたため、新宗教については2chでスレッドを眺たぐらいの知識しかったので、なかなか興味深い本でした。
内容としては、カルトや献金問題といった側面ではなく、各教団の成り立ちや成長の過程、その当時の社会の様子を分析しています。
明治維新や戦後の社会的混乱期に新宗教が興隆し、時代の変化によって衰退していく流れがよくわかりました。
カルトを扱わない事で、紹介する教団が仏教系と神道系に限定されてしまっているのが残念ですが偏りなく書かれているので、自分のように新興宗教=オウムというアタマの人にオススメです。

11月も毎日更新!!

おかげ様で10月の間、毎日ブログを更新することができました。

見てくださった皆様のおかげです。
どうもありがとうございました。
振り返ると長かったような短かったような。
ネタをひねり出すのはタイヘンでしたが、本読むのも走るのも楽しいので苦ではなかったです。
実は29日は、夕食後うっかり寝てしまって、23時に跳ね起きて書きました(汗
やっぱりネタのストックは大事です!
正直所、まだまだ行けそうなので、11月も毎日更新を宣言したいと思います!
さーどうなることやら。

寝ても覚めても本の虫

5月に亡くなった、アタック25の司会で有名な児玉清さんの書評エッセイ。
児玉さんのイメージからすると、純文学とか哲学等の書評かな、と思って読み始めました。
意外にも紹介されている作品が欧米のエンターテイメント小説ばっかりで驚きました!
しかも、本の紹介から飛び出して、児玉さんの思い出や関連作品のお話でなかなかカラフルな書き味。
自分はこのジャンルだと「ダビンチ・コード」しか読んだ覚えが無くって、知っている作品は”マディソン郡の橋”と”羊達の沈黙”ぐらいなのですが、とても楽しく読めました。
翻訳版が出るのが待ちきれずに原著を読み漁るという児玉さんが言うには、
洋書は何冊も読んでいると、いつの間にか直感のようなものが研ぎ澄まされて、単語が分からなくても何となく読めるようになるそうです。
そこは先日紹介した「ビッグファットキャットの~」の話と一致していますね。
やっぱり読むしかないんだなぁ。
がんばろう。

這いよれ!ニャル子さん (7)

アニメ化決定おめでとうございます!
ニャルラトホテプ星人のニャル子は惑星保護機構のエージェントである。
宇宙レベルではまだまだ幼い地球と、我ら幼い人類と、八坂真尋を守るため、
地球に違法侵入した宇宙人と日夜戦いを繰り広げるのである!
・・・間違ってはいないはず!
今回は初の短編集。
前半は報告書の内容に困ったニャル子が文章を水増しするために今までの事を振り返る形を取っています。
毎度のごとくプロットが崩壊するのではいかと思うほど、平成ライダーネタや旬のオタクネタが散りばめられています。
驚いた事に過去の話には、対応する巻が出た当時のネタでパロっているみたいです。
万太先生流石です!
先にも述べましたが、アニメ化(フラッシュアニメではない)が決まったので、続けて8巻を読んで援護射撃したいです!

今さら聞けない科学の常識2


今さら聞けない科学の常識2 (Amazon)

先日紹介した「今さら~」の続編。

朝日新聞日曜版で連載されていたコーナーの書籍化。

日曜版とか子供向け新聞での政治とか科学とかのザックリ説明は視野が狭く、新聞社の偏向具合がよく出てたりするんですが、この本は割とフラットかな。
朝日という事でアサヒられちゃってるんじゃないかと身構えて読んでた所もあるかもしれませんが・・・。

話題のiPS細胞のiは、本来大文字でいいのだけど、iPodの”i”が小文字なのを意識してiPS細胞なんだとか。

あと、ビールに含まれていて、痛風の原因となる”プリン体”。
これは実は食品に普く含まれているらしい。
ただ、アルコールと一緒に摂取するとプリン体が尿酸に変化した時に体外に排出するとき邪魔をするらしい。

前作も楽しませてもらったけど、朝日新聞日曜版の消滅で、もう続編は出ないらしい。
惜しいぃぃ