33歳からの勉強のルール

33歳からの勉強のルール (アスカビジネス)

33歳から勉強を始める方法、と言うより
家族とか社内での役職等の縛りが多い生活の中で
いかに勉強をするかという一冊。

モチベーションの維持法や時間管理法等は
他のHOWTO本で見た事あるような物が多いのですが、

作者が参考にした文献が豊富に挙げられていて、
いわゆる”ハブ本”として大いに使えます。
「洋書に挑戦する」という項目で、
海外のビジネス書や有名原著なら割とイケルという話が載ってました。
最近洋書を読むのに挑戦しているのですが、
児童学習向けの本では物足りないと感じていたので、
そういった本も探ってみようと思います。

Baby Princess (6)

天涯孤独となった主人公、陽太郎は剣道の試合で知り合った天使ヒカル(あまつか・ひかる)に連れられ、
0歳から19歳まで1歳違いの姉妹19人+ママの家族の一員として迎えられる・・・
ある意味存在自体がイロモノなシリーズの第6巻。
だがちょっと待ってほしい!
逆に”日常モノ”で、ここまで設定にリアリティーの無い作品って他にあるだろうか?
魔法も宇宙人も超能力も異世界も奇跡も事件もロボもタイムパラドックスも無く、
現実世界の最果てに待ち構える”異空間”を
ここまで鮮やかに描ききっている小説は他にあるだろうか!?
と。
”19人姉妹”というトンデモ設定を現実に繋ぎ止めているのは
何といっても作者、公野櫻子先生の入念な取材と描写力にあると思う。
天使家に引き取られる前の陽太郎の貧乏生活の描写に出てくる、
厚揚げの入ったカレーとか、煮詰めた砂糖水のカキ氷とか、
妙に生々しいし、
冒頭の、三女・春歌が縁日の夜に迫ってくる場面では
熱帯夜のムっとした空気の壁が目の前に迫ってくるような感覚に襲われたし。
ライトノベルらしく、砕けた表現が多いので見くびってしまうけれど、
公野櫻子先生の筆力はホンモノ。
勢いだけで書いてるわけじゃないってのは間違いないです!

長芋とろろと豆腐のねばねば小鉢

大宮で友達とボーリングした後、大戸屋で食事。

何の気なしに頼んだ”長芋とろろと豆腐のねばねば小鉢”が自分的にメガヒット。 
すんごい気に入りました。 
豆腐に納豆と刻んだオクラ、とろろに卵黄をかけて、
海苔をもんだだけの簡単な一皿なのですが、
これがウマイ。 
基本ネバネバなんだけど、 
オクラのしゃっきりとした歯応えと、 
納豆のほっくりした食感、 
崩れた豆腐のにゅるにゅる、 
とろろのサラサラ感が渾然一体となって、 
最後に海苔が香る。 
なんともたまらん!! 
一皿で何度も美味しい!! 
しかも材料混ぜるだけだから自分でも作れる! 
なんだか空恐ろしい物を食べてしまった・・・ 
今度試作ってみますわ・・・

普通救命講習Ⅰ

 会社がある区の商工会議所が主催する「救命処置講習会」に参加してきました。

心肺蘇生法とAEDの使用方法の講習です。
あと止血法と(誤飲による)異物除去も少し。
今回参加した動機としては、AEDをいじってみたかったと言うのと、
サッカーの松田選手が練習中に心筋梗塞で亡くなったり
去年の東京マラソンで松村が心肺停止になったりしてて、
心臓の痙攣で死ぬケースをちょくちょく聞くな、と思ったからです。
自分も2月に東京マラソンですしね。
普通免許取るときに心肺蘇生法は一回習いましたが、
きれいさっぱり忘れている・・・
1.呼びかけ
2.救急車手配とAEDを持ってくるのを依頼する
3.気道確保
4.人工呼吸
5.心臓マッサージ
と、スムーズにできない。
てんぱるともっとできないんだろうなぁ。
ただ、今回学んだのは、
AEDはあくまで心臓マッサージの補助であるということ。
AEDで電気ショックを与えて安心しているんではなく、
心肺が蘇生しない場合は人工呼吸と心臓マッサージを続けなければいけないんだそうだ。
一回やると大体要領は掴めるし、
なによりイザという事態に遭遇したとき、
ちゃんと処置できなくて後悔しないように講習を受けておくのも良いかもです。

半分の月がのぼる空 (1)

  

三重県伊勢市の病院に入院中の裕一は同じく入院患者の理香と出会う。
淡々として、且つイマイチ起伏の無いストーリーなんですが。
なんですが、何だかすごい心惹かれる。
場面の一つ一つに何か琴線に触れる、確かな風景が描かれている気がする。
それも飾り気の無い筆致で。
自分は完全版で読みました。
原作のライトノベル版との違いは
・挿絵が無い
・台詞が伊勢弁に変更になっている
だそうです。
挿絵はまぁ好みの問題ですが、台詞の伊勢弁は良いですね。
ラノベからライト純文学にレベルアップした感じがします!
完全版・上は3巻まで収録されているので、ちゃちゃっと読みたいです。