超簡単 お金の運用術

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

世の中には色々な金融商品があって、儲かったり儲からなかったりしているらしいです。
本書はそういった群雄割拠というより跳梁跋扈とした金融界で、割と手間をかけずになるべく多く投資利回りを得られるやりかたを紹介しています。
ざっくり書くと、貯金をETFという投資信託の一種に投資して、事故とか病気とかで大金が必要になったら部分的に解約してお金を作って運用する方法。
もちろんもっと細かくHow-Toがありますが。
ETFとは「証券取引所で取引される投資信託」のことだそうで、あんまり儲からない代わりに割りと安定しているんだとか。
つまりローリスクローリターンなんでしょうか。
自分の乏しい経済知識ではETFの安全性が評価しきれなかったので手を出さないことにはしましたが、本書後半の「お金のあれこれ簡単レクチャー」は参考になりました。
「自分自身の財産を管理している銀行を相手に投資の話をしてはいけない」というのは良く考えると当たり前ですが、言われて初めて気がつきました。
自分の財布の中身を見せながら値段の交渉をするようなもんですよね。
それと、昨今の貯蓄が金利でほっとんど増えない時代に数%の手数料や金利を支払うのがいかにマズイ事なのか。
いかに借金をしてはいけないか という事もよくわかりました。
割の良い運用方法を知りたい、というより、この本をきっかけに実用的な経済のアレコレを学び始めるのに良いかもしれません。

知的生産の技術


知的生産の技術 (岩波新書)

ノート術やメモ術の本を読むと、高確率で名前が挙がるライフハック本の古典。
”知的生産の技術”という事で、ネタ集めから、資料の整理法、考えた事を文章で発表する所までのテクニックを紹介しています。

本書がススメるノート術というのが、ノートではなくカードに書いていく方法。
カードと言ってもトランプみたいな小さな紙片ではなく、B6サイズの中厚紙。
なぜB6という珍しいサイズを選ぶのかと言うと、持ち運びの利便性と、きちんとした文章で記録を残すのに十分なサイズだからだそうです。
書いた内容の整理・分類には、とじられたノートよりもバラバラのカードのほうが良いんだとか。
確かに、メモとかノートは全部同じノートに次から次へと書いていきなさいという本を読んで、半年ぐらいA4ノートに日記等書いていたんですが、閲覧性が悪くて、いつの間にか書かなくなってしまったし。

自分も”カード式”と言うものを実践してみようと思って、オキナのプロジェクト・ペーパーを買いました。

カードというにはペラいけど、レポート用紙の1.5倍ぐらいは厚いし。
一冊200円ぐらいなので、1枚あたり2円と中々お手頃。

どこまで続けられるか、三日坊主で終わらないか心配ですが、ここはがんばるしかない。
本書の序論は、こう締めくくられていました。

知的生産の技術について一番かんじんな点はなにかといえば、おそらくは、それについて、いろいろとかんがえてみること、そして、それを実行してみることだろう。
たえざる自己変革と自己訓練が必要なのである。

情報収集なんかは積み重ねが大事で、ある程度オートマチック化していく必要があるかと思いますが、やはり常に問題意識を無くさない姿勢も必要なんだとおもいました。

三国志 (1)


三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

説明不要の歴史的名作!
なんですが、読む度に途中で挫折しておりまして。
今回で第一巻は3回目ぐらいの読みなのです。
前回は赤壁まで行かなかったので、今度こそ読みきりたいと思う所です。

1巻は都が長安に移って、董卓討伐隊が解散した所まで。
次巻以降はしばらく呂布の無双が続いたような気がする。
忘れる前に読み進めましょう・・・

ロシアについて


ロシアについて―北方の原形 (文春文庫)

「坂の上の雲」の司馬遼太郎が語るロシア,シベリア,モンゴルの歴史。

高校の世界史でもロシアが取り上げられるのは17世紀のネルチンスク条約以降か、
中国史としてのモンゴルあたりからで、正直日露戦争までロシアが認識される事がなかったような。
実際、騎馬民族の活動のため、国家形成が遅くなったようですし。

ともかく、周囲を海に囲まれた日本と違い、異民族の活動に翻弄されつつ国家と言うものを形成するに至った過程が興味深かった。
今も昔も世界の動静に目を向けて適切に情報を入手するのがやっぱり大事なんだなと思った。

歪みの元祖はFuzzなんだよっ ビッグマフモドキ作成 前置き篇


 

ループボックス完成の興奮冷めやらぬなか、一冊の本を入手しました。

ちょっと感動してしまったので、ファズを作る事に決めました。


サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座

エフェクター作りの参考書を探していた所、たどり着いた一冊なのですが、
何やらただならぬ一冊のようです。

まずAmazonのレビューが10件ながら全件星五つ(’13/03/16現在)。
逆炎上って感じになってます。
この手の書籍は、評価の高低が両極端になる傾向があるみたいなんですが。
レビューを見ると、確かに凄そう…
欲しい!!

が、絶版になっているようで、マケプレではややプレミア価格になっています。
スルーしようかと考えたのですが、情報を集めた結果、筆者の大塚明氏のHPに辿りつきました。

珍品堂アナログ店
http://www.diskdig.com/na.htm

そこから本書の紹介ページを拝見しました。
基盤のパターンデータから組み込んだパーツの写真が全部載っていて、マジオドロキ。
本当にレビュー通りなのかもしらん…
これは何としても手に入れないと。
手に入るうちに!!

紀伊国屋書店に問い合わせた所、「埼玉から見て遠方」にある店舗に在庫があったそうなので、取り寄せてもらいました。

まぁ、そんなわけで入手できたので、本書に載っている作例を作るのが筋かと思いますが、
本書の紹介ページに「パイロット版」と銘打って、ファズの名器、ビッグマフの作例が掲載されています。

ハンド・メイド プロジェクト ver3 パイロット版
http://www.diskdig.com/hmp3/pilot/pilot1.pdf

ビッグマフと言うと、ファズフェイスに並ぶファズの名器中の名器。
エレクトロ・ハーモニクス BigMuff π

知名度もスゴイと思うし、作ってみたいですよね。
何よりTONEコントロールが付いているのが、基本的なエフェクターの回路をおさえるのにいいんじゃないかと思われます。

というわけで歪みエフェクターの元祖Fuzz、その代表選手たるビッグマフの作成に挑んでいきたいと思います!