とある飛行士への追憶

とある飛空士への追憶 (Amazon)

世界を2分する大戦の最中、敵地に取り残された次期皇妃を本国へ送り届けるため、とある一人の飛行士に”次期皇妃を乗せ、単機敵中翔破せよ”との密命下された・・・。

空の描き方がすごくキレイ。
夜明けや雲海、虹や霧の中を飛行する場面の描写が生き生きしていて読みごたえがあります。

最後はなんとも切なくなってしましましたが、いい話でした。

「とある飛行士」シリーズが何冊か出ているようなので、読んでみたいと思います。

文具の流儀

長年売れ続けている文房具の魅力とメーカーのこだわりを紹介する一冊。
自分が文具を買い求める時は、まず価格を見て買っているので、ロングセラーかどうかはあまり考慮してなかったつもりなのですが、
よくよく机の引き出しの中を見ると、カッターはオルファだし、ノートはキャンパスノート、油性ペンはマッキーで判子はシャチハタだったりする訳で。
価格以上に”ロングセラー”の信頼性を買ってるところがおおきかったりするのかな、と思いました。

20歳のときに知っておきたかったこと

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

スタンフォード大学で起業家精神を育てる講義を担当している先生の本。
丁度NHKでスタンフォード白熱教室と言って授業の様子を放送しています。
前向きな思考で、チャレンジングな生き方をススメていて、読んでいて何だかヤル気が湧いてくる良い本でした。
起業、起業、って言ってもよぉ、結局米国的グローバリゼーションの押し付けだろうがよお・・・
と、ちょっと斜に構えて読んでしまったのですが、本気で世の中を良くしたいと考えて自分自身の限界を突破するには、 失敗を許容し、チャレンジングに生きるしかないー
とは思えどね… 

眠れなくなる宇宙のはなし

人類の、宇宙に関する考察の歴史をまとめた一冊。
世界は3匹の象の上に乗っていて、その下に巨大な亀がいて、
さらにその下に自らの尻尾を咥えた蛇がいるという、古代インドの世界観から、
「世界は10次元空間に漂う薄い膜のような存在」という”ブレーン宇宙論”まで網羅。
10次元空間云々の”ブレーン宇宙論”と、その基礎になる”超ひも理論”については、
振動する弦で全部の素粒子ができているという話を聞きかじっただけだったので、なかなか興味深かったです。
ちょっと詳しい本を読んでみたいと思います。
前に紹介した人類が生まれるための12の偶然宇宙は何でできているのかの内容とリンクするところが合って、それぞれの話を統合すると大まかな現代宇宙論が頭に入る気がします。

這いよれ!ニャル子さん (8)

自分が読んだ中では抜群にひどい(ほめ言葉)パロディーを連発するシリーズ第八弾。
今回はPSNのアクセス障害をパロったり、
ロケットブースターを腕に装着したりとやりたい放題!
話が進む程冴え渡る万太先生の(ネタを盛り込む)手腕には、もはやため息しかでませんね・・
4月からのアニメもたのしみです。