映画 誰よりも狙われた男 感想

新宿武蔵野館にて「誰よりも狙われた男」を鑑賞。
先日、母が観て来て「面白かったよ!」との事なので。

舞台はドイツのハンブルク。
違法入国してきた、イスラム過激派と疑われる青年の情報がキャッチされた。
捜査チームは青年を泳がせて、過激派の大物を釣ろうと企む。
情報網を駆使してあの手この手でターゲットに迫る手法がすごい。

映画としては実に地味。
サスペンスにつき物の銃撃戦もカーチェイスも無し。
その地味さが却って地道な捜査活動をリアルに演出しているような気がする。

自信を持ってオススメ。

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グランド・ブダペスト・ホテル 感想

お盆休みに観た映画その3。

有楽町スバル座にて観賞。

常連客の遺産相続争いに巻き込まれた“グランド・ブダペスト・ホテル”コンシェルジュと、その弟子が事態を収拾すべく走り回る。
ブダペストといってもハンガリーの首都ではなく。
架空の国ズブロフカ共和国の“グランド・ブダペスト・ホテル”。
タイトルが“ホテル”なのに実際は西へ東へ走り回るロードムービー的な面もあり。

ホテル内はまるで油絵を見ているような、ちょっとのっぺりとした極彩色のビジュアルで統一されていて幻惑される。
一歩外に出ると第一次世界大戦下を連想させる、暗いヨーロッパの雰囲気が醸しだされている。
ヨーロッパの戦争に対するメンタリズムを垣間見たように感じる。
本作はドイツ・イギリス合作映画。

全体的にテンポよく進行。
油断していると置き去りにされるので注意。
ミステリー自体は力技で解決されるので大丈夫かと思う。

タダ券をもらったので、何の期待もしないで観たら意外にスマッシュヒットだった。
興行的にもスマッシュヒットした様子。
ギャグありサスペンスあり暴力ありのエンタメてんこ盛りの一本。
11月にDVD出るらしいので、おすすめしたい。

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☆☆☆☆★ 4.5点 (5点満点)

水車館の殺人

綾辻行人の館シリーズ第二巻、「水車館の殺人」読み終わりました~

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舞台は山間の奇妙な館、水車館。
昨年と今年と同月同日に連続殺人事件が起こり、過去と現在を行ったり来たりしながら話が進むという変わった構成。
正直読みづらい。
「えーと、昨年の第一の殺人のくだりはどこら辺だったかな・・・パラパラ」
とページをめくっていっても該当箇所が見つけにくいのが難点。

館シリーズ第一巻の「十角館の殺人」は建物そのものを利用したトリックがスゴかったんだけど、
今回の水車館はその辺りは見劣りするかもしれない。

散々disったけど、最後まで犯人に翻弄されたし、
伏線がきちんと回収されているので、良作だとおもう。

【映画レビュー】ユージュアル・サスペクツ

唐突に始める映画レビュー。
お察しの通り、更新ネタ作りの一環である。

ネタ作りではあるんだけど、一応建前もあって。
と言うのも、ギターの師匠曰く、
「感性を磨くには、良い音楽良い読書、そして良い映画!」
とのことなので、週に1本づつ観ることに決定。
まぁ、師匠が映画好きなだけなんじゃないの~?とは思うけど!

もっとも、今まで映画なんて季節に一本観るぐらいだったので、マトモなレビューができるはずもなく。
しばらくは「観た映画記録」になると思うけど、悪しからず~。

第一回目はサスペンス映画の名作「ユージュアル・サスペクツ」
「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督作。
常習容疑者(ユージュアル・サスペクツ)の5人組が、だましだまされながら危険な仕事(もちろん犯罪)を繰り広げる。

普通に観ていると、最後に「うぉ、マジか・・・」で終わる。
しかしストーリーを把握した上で2周目に突入すると、「ぁーこれはすごいわ」ってなる。
前半に散りばめられた伏線に刮目せよ!