坂の上の雲 ①

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

昨年までNHKで放映されていたスペシャルドラマ、もとい”スーパー大河ドラマ”の原作です。
第一巻は秋山兄弟の父、久敬が亡くなるあたりまで。ドラマで言うと第三話の途中ですね。
「短気は損気、急がば回れ」の下りはドラマのオリジナルだったのかぁ。

明治人の気質というか、「目指すなら日本一」とか、あらゆる分野において基礎の建設と運用を一名に任せてしまうとか、明快でポジティブな生き様に憧れます。
今は・・・まぁ時代が違いますけど、自分もイキイキとした人生をおくりたいなぁ。

全8巻と長丁場ですが、さっさと読みたいです。

なれる!SE①

なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

最近同僚が隣のデスクでシコシコLabVIEWをいじってるのを見て、プログラミングとかSEの仕事に興味がでてきまして。
移動がてら読んでみました。

自分はプログラマーの仕事を単にソフト開発と考えていたのですが、ネットワーク機器の導入等々色んな仕事があるってのがわかりました。
こうしてブログ書いているのも、普段会社で使っているCADソフトも、プログラマーさんがこさえてくれたプログラム上で走っているんですよね。
まじリスペクトですわ。

自分と接点のない業界の話を聞くのは、新鮮で楽しいですね。
今度SEの友達に読んでもらって感想聞いてみようと思います。

少女不十分

少女不十分 (Amazon)

作家である”僕”が作家未満の大学生だった頃の話。
通学途中で少女がトラックに轢かれる事故に遭遇する。
その時その場に居合わせた少女の友人”U”の行動を目撃した”僕”。
”僕”を作家たらしめたトラウマの6日間が始まる。

戯言シリーズや偽物語シリーズで人気の西尾維新の最新作。
西尾先生は戯言シリーズと刀語しか読んでないのですが、本作は今までの作品とは打って変わってメタフィクションというか、なんと言うかな作品。

穏便に済まそうとするほど身動きが取れなくなってゆく展開が面白いです!

六花の勇者 (1)

六花の勇者 (Amazon)

蘇った”魔神”を倒すため、6人の戦士”六花の勇者”が集結した。
その数、なんと7人!
結界に囚われ、身動きが取れなくなり、7人目が敵である事に気づいた6人は疑心に苛まれつつ脱出方法を探るが・・・

モンスターが跋扈し、魔法が火を噴くファンタジー世界にあっての推理小説といった感じ。
主人公が追い詰められながらも”7人目”を暴く推理が見事です。

とある飛行士への追憶

とある飛空士への追憶 (Amazon)

世界を2分する大戦の最中、敵地に取り残された次期皇妃を本国へ送り届けるため、とある一人の飛行士に”次期皇妃を乗せ、単機敵中翔破せよ”との密命下された・・・。

空の描き方がすごくキレイ。
夜明けや雲海、虹や霧の中を飛行する場面の描写が生き生きしていて読みごたえがあります。

最後はなんとも切なくなってしましましたが、いい話でした。

「とある飛行士」シリーズが何冊か出ているようなので、読んでみたいと思います。