なれる!SE ④

なれる!SE 4 誰でもできる?プロジェクト管理 (電撃文庫)

新卒SE 桜坂工兵の活躍を描く第四弾!

って、読んでいて忘れそうになるけど主人公新入社員なんだよな。
しかも4巻の時点で7月。
4ヶ月で本業の他に運用部門との折衝をこなしたり、提案活動を行って案件を取ってきたり。
次はプロジェクトマネージャー・・・。
さすがに詰め込みすぎな気がしないでもないですね。

今回はプロジェクト管理ということで、やや自分の仕事と関わる所があるんですが、ちょっとレベルが高かった。

「プロジェクト管理に最低必要なドキュメントはプロジェクト計画書にWBS、スケジュール、課題管理表の四つ」

ここまではついて行けるんですが・・・!

伏 贋作・里見八犬伝

桜庭一樹の作品が映画化されると聞きまして 、読んでみました。

伏 贋作・里見八犬伝

犬と人間の間に生まれたとされる犬人間”伏”が跳梁跋扈する江戸に猟師少女”浜路”がやってくる。
伏が生まれた因果とは?

滝沢馬琴の南総里見八犬伝のキャラクター名を持つ登場人物達がイキイキと描かれていて面白かったです。
里見八犬伝はWikipediaからの情報しかありませんでしたが、多分大丈夫。
世の中の光と影というか、光当たるポジションに対して当たらないポジションの者の寂しさと言うか、なんとも切ない話でした。

映画のサイトを見るにちょっと原作のイメージと違うような気もしますが楽しみです。

なれる!SE③

なれる!SE3 失敗しない?提案活動 (電撃文庫)

完全にハマりました。
なれるSE第三巻です。

自分の勤め先は、とある利権で食っている所がありまして。
営業担当があまり営業らしい活動をしていないというのがありまして、
本作の”提案活動”とか”RFP(リクエストforプロポーザル)”の話は新鮮、というかポカーンてレベル。
でっかい会社は受注の公平性を保つためにえらいコストかけているんだなぁ。
無論そのコストに見合う目的があるわけですが、それは本書を参照で。

にしても、今回は主人公の桜坂君がカッコイイ。

「たかが修羅場です。いつもと何が違うんですか?」

うひゃあww

人間失格

人間失格 (集英社文庫)

太宰治の「人間失格」 読みました。
走れメロスと並んで、文豪太宰の代表作とされる本作ですが、今回が初読み。
うん、まぁ、あんまり若い頃に読まないで正解だったかなぁ。 
これほど読んでいて鬱々としてくる本はそうそう無いですよ。
道化を演じるならやり遂げればよかったのに・・・。
途中までうまく行ってたんだし。
何が悪かったのか。やっぱ堀木か。



最後は人間椅子の「人間失格」をお楽しみください。

なれる!SE②

なれる!SE 2 -基礎から学ぶ?運用構築- (Amazon)

システム・エンジニア(SE)の日常を描く、「なれる!SE」第二巻。

今回からシステム運用担当の梢さん(表紙)が登場!
あざとい…実にあざとい!

今回はモバイルなゲームの構築と運用?の話。
大学の頃に”ラグナロク オンライン”というオンラインゲームをやってまして、
動作が重いと「運営仕事しろ」だの、アクセス障害が発生すると「氏ね」などと喚いていました。
運営側から見ると、”止まらないの前提”で進められる運用ってそれはもう夜も眠れない重責ですよね。
まぁ、システムがダウンするのを大目に見るというわけでは無いのですが、仕事におけるリスクの捉え方の違いによってそれぞれの意見が合わなくなるのはどこも同じなんだなと思いました。

異業種の話だと思って、ふふふんと読んでいたら自分の仕事と共通する話が出てきてドキっとしました。
ラノベだと思ってなめてました。
すんません。