這いよれ!ニャル子さん (9)

這いよれ!ニャル子さん 9 (Amazon)

アニメが好評放送中の這いよれ!ニャル子さんの第九巻。
今回も全篇に渡って怒涛のパロディーラッシュが冴え渡っています。

ニャル子さんと言えば、お約束の三行で9巻を紹介!

突如としてニャル子ら邪神達が消失!
過去が改変されて因果律が乱れたためらしい。
時間がらみの事件にはあの種族に頼るしかない!
イス香はアニメ出るのかな。

・・・よし!

アニメのオンエア真っ最中ということで、中の人繋がりネタがちらほら。
自分のオタク全盛期からずいぶん声優さんの世代交代が進んでいてネタの判別に苦労しますが!

ネタが新鮮すぎて、何年か先に読んだら理解できるかなぁ、とちょっと心配になってしまいます。
まぁ、今そのネタに追いついていけるのも、色々な媒体を追っかけている成果だと思って素直に楽しむとしましょう。
多分半分も元ネタに気づいてないと思いますし・・・。

機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン

機動戦士ガンダムUC(7) 黒いユニコーン (Amazon)

黒いユニコーンこと、ユニコーガンダム2号機”バンシィ”に蹴り倒されたバナージはラー・カイラムに収容される。そこに政治取引でミネバもやってきて・・・

5/19から機動戦士ガンダムUC epsode5 「黒いユニコーン」のイベント上映が始まるにあたって、原作で予習。
ジオン軍に入ったらザクスナイパーに搭乗したいなぁ、と思いました。

「ひとりひとりは無力でも、個人の意思の連なりが世界を闇の淵から引き戻すことだってある。《ガンダム》はきっとそういう力の象徴なんだろう

(中略)

その根元にあるのは、いつだって人間の力だ。硬直した世界と向き合いながら、なお心で応答しようとする若い意志の力だ。」

なるほど。それがニュータイプか。

epsode4「重力の井戸の底で」では一部「黒いユニコーン」の話が盛り込まれていて予習不足に泣いたのを轍に今回は次巻の「宇宙と惑星と」も読んだ上で観にいきたいと思います。

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坂の上の雲 (3)

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司馬遼太郎が描く日露戦争巨編の第三巻。

今回は旅順要塞攻撃前ぐらいまで。
正岡子規が死んで、日露戦争が開戦して、広瀬さんが戦死します。
これで3/8を消化した計算になるんですが、ドラマで言うと第三部に入った所。
つまり、この後延々とあの旅順攻撃が描かれるんですかね。
うわー鬱だ。

Wikipediaの坂の上の雲の項によると、松山にある”坂の上の雲ミュージアム”を作る際、

特定の政治、思想、信条を極端に賛美しないという意図で建設されている。

との事で、本文でも

後世の人が幻想して、侵さず侵されず人類の平和のみを国是とする国こそ当時のあるべき姿とし、その幻想国家の架空の基準を当時の国家と国際社会に割り込ませて国家のありかたの正邪を決めると言うのは、歴史は粘土細工の粘土にすぎなくなる

 という語りがありました。
偏向しないで物事を見つめるのは難しいですが、史観ありきの歴史は何ですよね。

まぁ左翼の悪口はこれぐらいにしてGWに読もうと思って積み上げた本があんまり消化できてないので、ガリガリ読もうと思います。

関連
坂の上の雲 ①
坂の上の雲 ②

潮騒

潮騒 (Amazon)

伊勢湾に浮かぶ歌島の漁師・新治は島に越してきた少女・初枝と出会う。
出会う・・・が?

読んでなかった文豪の定番を読もうシリーズ(今考えた!)
前に読んだ三島作品が確か金閣寺でして、この潮騒の場合いつ新治と初枝が心中するハメになるのかとヤキモキ読んでましたが、なーんて事はない。
カラっと明るい島の人達の気持ちいい心象が、読んでて心地よいぐらいでした。
三島ってこんなだっけ?

坂の上の雲 (2)

坂の上の雲〈2〉 (Amazon)

愛媛は松山出身の軍人・秋山兄弟と、俳人・正岡子規を通じて司馬遼太郎が描く日露戦争物語の第二巻。
日清戦争勃発から真之の渡米、日露戦争開戦前まで。
ドラマ版で言うと第一部の終わりぐらいまでですね。

真之が連合艦隊の作戦参謀になる前の勉強期にあたるわけですが、”秋山式勉強法”というのがなかなかスゴイです。

「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」

「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」

今で言う多読にあたるんでしょうか。
自分はどうしても一冊を読み込んでしまって、多読ができないタイプなのですが。

何にしても、肝心なのは”自分の原理原則をうちたてる”という点にあると思います。
原理原則をうちたてるには、まずは自分を知る事が大事なのかなぁ、とおもいます。
なんとなく。

やっぱり坂雲はおもしろいですね。
サクサク読みたいです。 

関連:坂の上の雲 ①