【図説】地図とあらすじでわかる!万葉集

図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (Amazon)

日本で現存する最古の歌集「万葉集」を、歌の舞台となった地の地図や図表でわかりやすく解説した一冊。

「地図とあらすじでわかる!」シリーズの古事記が人気だそうで、図書館で探してみたのですが、貸し出し中でした。
そんなわけで代わりに手に取ったのがこちら、万葉集です。

自分は学生の時分古典文学は苦手だったのですが、豊富な写真や地図と共に代表的な歌や歌人を説明してくれて、分かりやすかったです。
もちろん掲載した全歌に現代語訳付。

万葉集の歌は古今和歌集とか百人一首の歌のように、掛詞があんまりトリッキーじゃないのでまだ読める感じですね。
素朴な感じがいいと思います。

ちなみに、井沢元彦さんの「逆説の日本史」奈良時代編でも万葉集が解説されているんですが、ちょっと普通じゃない視点で面白いですよ。
近いうちに再読しょうと思います。

数に強くなる

数に強くなる (Amazon)

何か脳トレみたいな、計算というより数の認識力が上がる練習ネタが無いかと思って読みました。

日々のトレーニングとしては、何でも数にしてみるのが大事だそうです。
例えば、地下鉄駅の階段の段数を数えて駅の深さをザックリ割り出すとか。
そういったことを

いつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練しつづけよ

ですって。

他には補数使う計算法がオススメされてました。
これは使える数がある程度限られますが、以前ネット上で話題になったゴースト暗算の三倍は速く計算できますわな。

頭は使ってないと衰えるってDSの脳トレでも言われましたね。
鍛えないと。

日本辺境論

日本辺境論 (新潮新書)

日本は”中華圏”から見て辺境であり、日本人は今でも「なんとなく自分達は世界水準より劣っている」と感じる民族であると言う”日本の辺境性”を解説した一冊。  
作者曰く、日本人が辺境人であると言う日本文化論は特に新しい話ではないそうです。
本書はその焼き直しにすぎないらしいのですが、武道家の視点で、弟子入りといった日本古来の教育論や、主観的な時間の流れをコントロールするという”機”の概念等、独特な話が面白いです。  
努力と報酬の相関を否定する考え方(修行の一環でトイレ掃除とか) なんかは、スティーブ・ジョブスの点と線を結ぶ勉強の話に通じる所があると思いました

スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

そう言えばジョブスは東洋思想に傾倒している面もあったとか聞きましたね。
でもジョブスはインドか。
インドは辺境ではないな…  
自分の場合、ギターを習って長いのですが、イマイチぱっと開花しないのは、先生から何でも取り入れてやろう!という意気込みが無かったのが原因じゃないかと思いました…
がんばろう。 

脳が冴える15の習慣

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

日常をより活動的に過ごすために習慣化すべきことをまとめた一冊。
脳神経外科の先生が書かれているだけあって、診療の実例を元に書かれていて、なるほどと思う所が多々あった。   
いわゆるライフハック系ブログのの下敷きとなる情報が詰まっている感じ。
睡眠中に記憶が整理されるので、寝る前は暗記モノの勉強をするとイイヨとかetcetc。 
この本の知識にもう一捻り加えればライフハック記事が書けるんじゃないかな。
そんな甘いものでもないよな! 
自分としては、普段から整理整頓ができてなかったり、手際が悪くて直前まであたふたしてしまう事が多いのですが、  
整理とか段取りといった、「選択」「判断」「系列化」の能力に要する仕事をするには脳の前頭葉の体力をつけないとダメなんだそうで。 
前頭葉の体力をつけるのに良いのが家事と机の整理だそうすよ。

では早速机の上を片して寝・・・
なになに
机の整理のような、手足を使う運動は朝やると目が覚める・・・だと・・?

いつまでもデブと思うなよ

自分の体重は今朝の測定で63.4kgでした。
9年前からコツコツ痩せ続けて、26.6kg落とせたのですが、
後3kgどうしても落とせず、悩んでいます。
新しいダイエット法を導入したくて、本書を読みました。
食べたものと食べた時間をひたすら記録していくという「レコーディング・ダイエット」を提唱しています。
食事ログを解析する事によって無理なく太る行動を避けるようにするというコンセプトです。
これは自分のダイエット経験から見ても間違いなく効果ある方法だと思います。
この、ログを解析して良くないやり方を正していく”レコーディング”という概念は、ダイエット以外に練習とか勉強にも応用できそうですね。
『レコーディングはすべてに応用可能な、「奇跡を当たり前にする」技術なのである』
2012年にトライしてみたいことがまた一つ増えました。
また、太っている人は体からの食欲に無頓着であると指摘しています。
これは、体が「十分食べた、もう食べたくない」という欲求を発しても、
「好きだから」とか「食べ放題で元を取らないと」という頭脳の欲求が優先されるという状態を指しています。
食べ残しは申し訳ないと思って、量が多くても完食しちゃうんですよね。
来年は常に並か小盛りで注文するようにします!