「デジタル一眼」撮影術入門

「デジタル一眼」撮影術入門 (Amazon)

デジイチの基本的な使い方から様々な場面での撮影テクニックを、カラーの作例付きで解説しています。
マニアックな使い方?を狙わなければこの一冊で全て間に合ってしまいそうな感じ。

本書は、とにかく枚数を撮りまくる事をススメています。
デジタルカメラはフィルムのコストが無いので、撮れば撮るほど一枚当たりのコストが小さくなるという利点があるからです。

「逆光は勝利」とか「世はなべて3分の1」とか、そういった”失敗しないやり方”はあるのですが、そういった原理原則からはみ出した作品も味があっていいですね。
自分は奇をてらわずに基本に忠実にやってみたいと思います。

あるよ、お前の家のそば「妖怪画談」


カラー版 妖怪画談 (Amazon)

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者にして妖怪研究の第一人者である水木しげるの妖怪画集。
フルカラー画集が新書サイズで読めるのは嬉しいですね。

ある意味妖怪図鑑なのですが、水木しげる本人が”出会った”、”体験した”妖怪や奇妙なものを取り上げています。

「オシッコ様」と呼ばれる、東北地方の河童らしき神様や「ニューギニアの森の霊」等、実際に訪ねた”奇妙なもの”の紹介に始まり、
「天狗倒し」や「川赤子等」、”出会った妖怪”の紹介と続きます。

妖怪とは元々は姿形の存在しないもので、我々が知っている妖怪の姿というのは室町から江戸時代にかけて描かれた絵巻物が元になっているそうです。
何しろ姿形が無い物なので妖怪感度の低い人は見ることが難しい。
この本は、そういう霊的なアンテナの低くなってしまった現代人に”霊的なもの”に関心を持ってもらいたいという考えで、この本を作ったのだそうです。
イメージ先行だと、先入観とかどうなんだろうという気もしますが、水木御大の意外にもバラエティーに富んだ画風が楽しめる良い一冊でした。

次世代に伝えるモノづくりの「僕らが作ったギターの名器」

僕らが作ったギターの名器 (Amazon)

70年代始めから日本のギター業界に携わってきた筆者が解説する、良い音良いギター、本当のモノづくりについて語る一冊。

モノづくりにおいて真に学ぶべきは

”自分達の歴史、文化に学ぶ態度”

真に追求するべき音とは

”自分のなかでいつも鳴り響いている音” 

等々、経験に裏打ちされた金言がちりばめられた、読み応えのある本でした。

【ヒッグス粒子発見(?)記念】 宇宙は何でできているのか 再読

神の粒子だとか、物体に質量を与えるだとか言われている”ヒッグス粒子”が発見されたという報道がありました。
ヒッグス粒子って何だっけなと思い、前に読んだ素粒子関係の本「宇宙は何でできているのか」を再読してみました。

流石に2回目だけあって、前回理解できなかった小林・益川理論の話も割とよくわかりました。

ただ、本書ではヒッグス粒子を”暗黒場”と呼んで、説明をあえてボかしています。

”正体のわからないものに名前をつけると、それだけでわかったつもりになりやすい”

なんだそうで。
知ったかぶりされるよりはよっぽど信頼できますが!
とにかく、ヒッグス粒子の存在が確定すると、物質を構成する素粒子と力を伝達する素粒子の理論が完成する、という事らしいです。

しかし、その素粒子の理論(標準理論という)で説明できる物質は宇宙全体の0.5%にすぎないんだそうで。
残り23%がダークマター、73%が暗黒エネルギー・・・なんだそうですよ。

宇宙の残りほとんどは謎のままという事ですが、今回ヒッグス粒子を生成した粒子加速器は、元々ダークマターを生成する目的で作られた代物らしいので、謎が謎を呼ぶ中、新たな発見に期待したいですね。

地図とあらすじでわかる!明治と日本人

図説 地図とあらすじでわかる!明治と日本人 (Amazon)

以前紹介した地図とあらすじでわかる 万葉集の姉妹本。
1867年の大政奉還から1911年の不平等条約の改正、1912年の明治天皇崩御までが図入りで詳しく解説されています。
が、坂の上の雲読んでいる段で見ると、キレイにまとまりすぎて肩透かしを食らってしまいました。
この本は「坂の上の雲」とか「翔ぶが如く」とか読む前の予備知識として目を通しておくのもよいかもです。

明治以降になると、日本史に朝鮮や中国がらみの話が多くなりまして、右だの左だのが難しくなるところですが、本書はきちんと中道を行く感じでした。
征韓論に台湾出兵、韓国併合といった国際問題を客観的かつ公平に書かれていたのが印象的でした。

「地図とあらすじでわかる!」シリーズは確かに分かりやすくてよいですね。
他にも聖書やら風土記やら邪馬台国があるみたいなので、読んでみたいです。