桜の森の満開の下・白痴 他十二篇


桜の森の満開の下・白痴 他十二篇 (岩波文庫)

坂口安吾の代表作を集めた短編集。

表題作のタイトルだけ知っていたので、どんな話かなぁと思って手に取ってみた。
結果惨敗。
古典というにはやや新しい作品だと思うんだけど、自分には難しすぎた。
人間ってこんな難解なものだろうか…。もっとシンプルに生きてるんじゃないのかなぁ。自信を無くす。

幻想小説の皮を被ったホラー「夜長姫と耳男」と「桜の森の満開の下」。
夜長姫のキャラはラノベ好きな人にはツボだろうなぁ。女怖えぇ。
桜の森の方は雰囲気に飲まれてしまう。桜怖えぇ。
ビッチの回顧録「青鬼の褌を洗う女」
要するに不倫でしょ?「女体」と「恋をしに行く」
終戦間際に絶望しつつ生を謳歌する「戦争と一人の女」
恐らくギャグ「風博士」
どれも消化不良だ!
よくわからん!!
タイトル知っている物から読んで行った後、残りの作品を掲載順に読んで行ったんだけど、最後になった「アンゴウ」で癒された。
ミステリーとして面白かったし、結末でジンときた。
もうちょい自分が大人になったらまた読みたい。
書いていて思ったけど、この本の感想は一言で言えば「女怖えぇ」でいいかもしらん。

殴る!叩く!壊れる!壊す!パシフィックリム!

映画「パシフィック・リム」観てきました。

怪獣が出現するようになったので、ロボに搭乗して殴り倒す!という話!
武器は基本的に拳と刃物のみという威勢の良さ!巨大な物体同士がぶつかり合う迫力!画面一杯に広がって凄かった!!

監督が日本の特撮愛好家らしいので、ジャパニーズ特撮のオマージュかリスペクトがあるのかなーと予測したんだけどそうでもないかな?EVAとマジンガーはわかったけどどっちもアニメだっ。
実直にパシフィック・リム流の特撮を貫く姿が素敵。ロボの剛健さ、怪獣の強大さをひたすら追求した一本だったと思う。
いわゆるヒューマンドラマがあんまり描かれていないので人間の描写がやや薄かったかなと感じるけど、怪獣に立ち向かう戦士達の使命に燃える熱いハートは十分に伝わったぜ!
連休の終わりも見えてきてアンニュイになってた所だったけどイイ物見れて元気出た!あの巨大感をIMAX3Dで満喫できて本当に良かった!!

【実践!】第一回 奇妙スタ杯ビブリオバトル

昨日書評を書いた「ビブリオバトル」に触発されて、早速友人を集めて実践してみました!
前日に「おい、読んで面白かった本を持って来い」とメールして集まってくれた皆に感謝感謝。
参加者は自分を含めて4名。
K君、H君、S君ありがとう!
写真は各人紹介した本。

発表した順に
K君 3月のライオン
H君 スタンフォードの自分を変える教室
S君 ギリシア神話を知っていますか
じばん 宇宙は何でできているのか

文芸、自己啓発、歴史に科学と示し合わせたように違うジャンルが集ってスゴイ。

投票の結果3票を集めてチャンプ本となったのはS君の「ギリシャ神話を知っていますか」!

5分一杯使い切り、尻切れトンボにして皆の注意を引いたS君の作戦勝ち!
仕事で鍛えた営業トークを駆使したK君、スタンフォード大の講義をバッサリ斬り倒したH君。みんな切り口が違って面白い!
自分はまぁ行き当たりばったりな喋りでダメだったかなぁー。何にしても紹介する本は最近読んだ本にしたほうがいいかなーと感じました。

次回のビブリオバトル開催に向けてこれまで以上に読書に打ち込みたいと思います。