再読 EVERNOTE「超」知的生産術


EVERNOTE「超」知的生産術

本書を読んでから本格的にEvernoteを利用し始めました。
webページやブログエントリーをクリップしていくのが主な使い道なのですが、だんだん整理がつかなくなってきました。
なもんで、本書を読み返して再起を図ります。
そこで考えた事を2点。

・やっぱり基本はマドルスルー
整理術というより整理論になるのですが、”「整理のための整理」はしない”というのが大事のよう。
整理と言うのは手段であって目的ではないという事ですね。
あくまで情報を引っ張り出してきて活用するのが目的なので、あんまり整理に時間を費やしてもしょうがないじゃない?

・モバイルからの整理
現状、Evernoteにアクセスするのは主にiPhoneからなので、整理方法もモバイルでやりやすい形を考えるのがいいのではないかと思います。

例えば、タグ付けをする場合。
PCで新しくタグを着ける時は、タグの名前を入力する必要があるので、当ブログみたいに各タグ(ラベル)に番号を振って、テンキーでタグを選択できるようにするのが重要だと思うんですが、
モバイルだと、一覧からタップでタグ付けできるので、そんなにタグの番号付けが重要ではないかもしれない。

そこらへんもマドルスルーで、最終的に洗練させる方向で。

ループボックス作成 配線&完結篇


 

2月始めに作り始めたループボックスが遂に完成しましたー。
工期は休工期間を入れて、一ヶ月って所。
配線で地獄をみましたが、ちゃんと動作するものが作れました。

作り始めるまではこういう作業が面倒くっさとうで億劫でしたが、やればできるもんですね。
ループボックスに関しては電気的知識よりDIYの知識のほうが活きてくる感じではありますが。

完成品

ラベルに穴あけ。
筐体に空けたフットスイッチとLEDの穴に沿ってデザインナイフで切っていきます。
ここは特に難しい事も無く。
でもカッターだとちょっと難しいかもしれない。
続いて筐体へのパーツの組み付け。
一番底にくっつくLEDから付けていったんですが、穴に通すと意外と背が高くて。
表面から飛び出て見えるので、間抜けな感じに。
左側LEDに注目!
LEDの根元を細く切ったセロハンテープで太らせて対応しました。
いい感じの高さになりました。
しかし、ブラケット付LEDにしたほうが質感が良かったかなぁ、とも思う。
LEDは消灯時透明になるのを追加で買ったんですが、LED穴径がちょっと小さかったので、前に購入したものを使用。
消灯時にちょっと色が見えます。
LEDの切り替えで回線を確認するとなるとこの方がいかなぁ、と思いますし。
次に取りい出しますは”ホットボンド”。
グルーガンとも言います。
木工用ボンドと同じで、言わば糊なんですが、即効で硬化するので、パーツの固定に使える便利グッズ。
銃の後方に伸びている棒状の樹脂(ボンド)を熱で溶かして塗布します。
でろりーん
固定完了。
真ん中の赤色LEDがONの時はループをバイパスし、OFFの時は左右どちらかの緑色LEDが光り始めて、繋がっているLoopを表示するようになります。
なんですが、この後の配線作業中、右の緑色LEDが取れてしまって困った事に。
LEDを完全に覆うぐらい塗布しておいたほうがよかったですねー。
標準ジャック、スイッチ、DCジャックはナットで固定。
配線準備完了。
しかしここからが地獄だったぜー。
地獄終了。
配線に使った線が太くてスイッチに配線するのがタイヘンでした。
LEDが取れてしまった所はテープで固定。
これは苦し紛れ。
配線図とか用意したいんだけど、どうしたらいんだろう・・・
手書きじゃ汚いですしねぇ。
先も述べましたが、三つあるLEDの光り方で繋がっている配線がわかる仕組みになっています。
ここに一工夫というかがあるのですが、LEDは色によって発光時の電圧降下値(Vf)が違うんですな。
赤色がVf=2.2[V]ぐらいで緑色がVf=3.0[V]ぐらい。
値の違うLED同士を直列に接続して発光させると、回路中の電圧が、Vfが小さい方に統一される?みたいな?
簡単に言うと、赤色LEDと緑色LEDを同時に光らせると赤色の方しか光らないよ。って事ですな。
これを利用して緑色LEDのON/OFFを制御しています。
つまり、このループボックスは、ループのA/Bを表示する緑色LEDは常にどちらかが点灯しているのですが、バイパス時は赤色LEDが点灯するのでVfが小さくなって見かけ上消灯している状態になるのです。
大した工夫ではないんですが、おかげで配線を簡略化し、LEDに接続する保護抵抗を一個に抑えることができました。
どうでもいいですか?
ですよねー。
実際に動かしてみて動作を確認。
バイパスとコンプレッサーとオーバードライブの切り替えと地味な構成ですが、ちゃんと動いてました。
家でいじったぶんにはノイズ無しでいい感じなんですが、実戦だとどうなんですかね。
来週には依頼主サマにお渡しです。

ループボックス作成関連記事
事始篇
検品篇
追加で買出し篇
穴あけ篇
塗装+α篇
配線&完成篇
Next!→資料,総括&反省篇

学問のすすめ 現代語訳

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

一万円札の肖像でおなじみの福沢先生の歴史的名著の現代語訳版。
オリジナル版は明治時代の出版当時としては、庶民にも読みやすい文体で書かれていたそうなので、現代人が読みやすいように訳してくれるのはありがたいと思う。
「学問のすすめ」が説く、目指すべき到達点は”自主自立”を成し遂げるということ。
これは開国してから日が浅く、世界をヨチヨチと渡り歩き始めた当時の日本の感覚による物だと思いますが、今の日本人にも求められる所なんじゃないかと思う。
“独立の気概がない人間は、国を思う気持ちも浅い”
ともおっしゃってますし。

独立とは他人に依存する心がないこと。
何物にも依存しない確固たる自身を確立する為に学問をし、各人に生じる義務を全うしてこその独立。
「学問のすすめ」なので、冒頭に勉学の奨励が来るのはわかるけど、そのすぐ次に義務の遵守を持ってくる所が凄いと思った。
神社の御神体を粗末にする等のエピソードから、唯物論者だと思ってたが、古いものを検討なしに批判し、新しい物を迎合する姿勢も批判していて、バランスを取っているのは流石だと思った。

ループボックス作成 塗装+α篇


 

実に2週間ぶり、ループボックス作成の更新です・・。

ラッカースプレーで筐体に塗装をしていきます。
まさか小中坊の頃、ガンプラ作りに精を出した経験が生きるとは・・・。

まぁ、じっくりゆっくり進めたので時間がかかってしまいました。
依頼主サマのご意向により、貼り付けるラベルの用意も少々手間取った感じですが、なかなか質感よく作成できました。

我が家の塗装ブース

塗装前準備。筐体の全面をやすりがけです。
こうすると塗料の食いつきがよくなるはず。
400番ぐらいの耐水サンドペーパーでゴリゴリ。
いよいよ吹きつけ。
まず使うのが、四角く囲った”サーフェイサー”。
ラッカーで溶いたパテを吹き付けて下地を作ります。
パテなので、ある程度の大きさの傷を埋めるのにも使えます。
本来なら”プライマー”という金属専用の下地塗料があるらしいのですが、プラモデル知識準拠でサーフェイサーを選びました。

ぶしゅー。
有機溶媒の懐かしいにほひ・・・。
写真で3度吹きぐらい。
一度の吹きつけを微量にして、何度も吹いていきます・・・。
途中どうしてもホコリが付着してしまいますが、その場合は完全に乾燥するのを待って、1000番のサンドペーパーでホコリを落としてから吹きなおします。
謎のシボシボが出る・・・
なんだこれ・・・
吹き上がり
穴あけの時に書き込んだメモが見えてしまっている・・・。
サーフェイサーかけると見えなくなるかと思ったんですが、これは計算違い!
しかも、赤丸の箇所がボコボコになってしましました。
これはサーフェイサーの吹きすぎで垂れてきた結果。
メモ書きが見えているのもあり、一旦剥がして吹きなおしました・・・。
底面のフタパーツ吹き上がり。
本体の方は写真撮り忘れ;;

次に色付け。真ん中の赤いので吹いていきます。
ぶしゅー
OK!
今度はうまく行きました。
ここまでで5日ぐらい。

次にラベルの作成ー。
依頼主ご指定の絵でラベルを作ります。

EVA:Q

エヴァQのアスカですすねー。
ちゃちゃっと画像編集してラベルでドーン!

今回ラベルに使ったのはこちら。

A-oneの耐水ラベルシート、ホワイト光沢。
厚みが0.15mmと薄かったのと、ヨドバシにプリントした見本が置いてありまして、なかなか質感が良かったので採用しました。

角を丸くするパンチ
ラベルの角を取るのに使いました。

ラスト。
表面をクリアコートでコーティングしていきます。

水性アクリル塗料を吹き付けて、軽い傷なんかは防げるようになるはす。
ラベルがテカテカ光沢、塗装が半光沢と明確に質感が違うので、その補正にもなるはず。

そんなこんなで外装完成ー。

トップコートの威力はすごい。
一吹きでグッと落ち着いた仕上がりに。

外装でえらい時間がかかってしまいましたが、初めてにしてはイイ感じかなぁという出来栄えかと思います。
依頼主様に気に入ってもらえるといいんですが。
それではパーツ組み込んで完成させます。

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事始篇
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穴あけ篇
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Next!→配線&完成篇

電波女と青春男 (2)

電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

青春を求めて都会に出てきた主人公が、電波女の従姉妹や”大供(おおども)”な叔母、個性的なクラスメイトとワイワイガヤガヤする、「電波女と青春男」の第二巻。

読みづらいモノローグがやたら長いので、食傷気味になって敬遠している人がいっぱいいるんじゃないかなぁと思いますが、基本的に前向きでいい話。
第一巻の時の話ですが、ヒロインが布団で簀巻きになって、「もふもふ」としゃべるのをそのまま文章化されてたりして面くらいましたが、最終的に読んでてほっこりする感じです。
つまりおもしろいんだよっ!

今の子供はペットボトルロケット作りをやるようで。
理科か図工か分からないですが、自分の頃の自分の学区ではそういうの無かったですねー。

ちょっとずつ前向きになっている電波女がどういう方向に向かうのか。
楽しみなので、早めに3巻に手を出したいと思います。