数に強くなる

数に強くなる (Amazon)

何か脳トレみたいな、計算というより数の認識力が上がる練習ネタが無いかと思って読みました。

日々のトレーニングとしては、何でも数にしてみるのが大事だそうです。
例えば、地下鉄駅の階段の段数を数えて駅の深さをザックリ割り出すとか。
そういったことを

いつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練しつづけよ

ですって。

他には補数使う計算法がオススメされてました。
これは使える数がある程度限られますが、以前ネット上で話題になったゴースト暗算の三倍は速く計算できますわな。

頭は使ってないと衰えるってDSの脳トレでも言われましたね。
鍛えないと。

潮騒

潮騒 (Amazon)

伊勢湾に浮かぶ歌島の漁師・新治は島に越してきた少女・初枝と出会う。
出会う・・・が?

読んでなかった文豪の定番を読もうシリーズ(今考えた!)
前に読んだ三島作品が確か金閣寺でして、この潮騒の場合いつ新治と初枝が心中するハメになるのかとヤキモキ読んでましたが、なーんて事はない。
カラっと明るい島の人達の気持ちいい心象が、読んでて心地よいぐらいでした。
三島ってこんなだっけ?

坂の上の雲 (2)

坂の上の雲〈2〉 (Amazon)

愛媛は松山出身の軍人・秋山兄弟と、俳人・正岡子規を通じて司馬遼太郎が描く日露戦争物語の第二巻。
日清戦争勃発から真之の渡米、日露戦争開戦前まで。
ドラマ版で言うと第一部の終わりぐらいまでですね。

真之が連合艦隊の作戦参謀になる前の勉強期にあたるわけですが、”秋山式勉強法”というのがなかなかスゴイです。

「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」

「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」

今で言う多読にあたるんでしょうか。
自分はどうしても一冊を読み込んでしまって、多読ができないタイプなのですが。

何にしても、肝心なのは”自分の原理原則をうちたてる”という点にあると思います。
原理原則をうちたてるには、まずは自分を知る事が大事なのかなぁ、とおもいます。
なんとなく。

やっぱり坂雲はおもしろいですね。
サクサク読みたいです。 

関連:坂の上の雲 ①

なれる!SE ④

なれる!SE 4 誰でもできる?プロジェクト管理 (電撃文庫)

新卒SE 桜坂工兵の活躍を描く第四弾!

って、読んでいて忘れそうになるけど主人公新入社員なんだよな。
しかも4巻の時点で7月。
4ヶ月で本業の他に運用部門との折衝をこなしたり、提案活動を行って案件を取ってきたり。
次はプロジェクトマネージャー・・・。
さすがに詰め込みすぎな気がしないでもないですね。

今回はプロジェクト管理ということで、やや自分の仕事と関わる所があるんですが、ちょっとレベルが高かった。

「プロジェクト管理に最低必要なドキュメントはプロジェクト計画書にWBS、スケジュール、課題管理表の四つ」

ここまではついて行けるんですが・・・!

伏 贋作・里見八犬伝

桜庭一樹の作品が映画化されると聞きまして 、読んでみました。

伏 贋作・里見八犬伝

犬と人間の間に生まれたとされる犬人間”伏”が跳梁跋扈する江戸に猟師少女”浜路”がやってくる。
伏が生まれた因果とは?

滝沢馬琴の南総里見八犬伝のキャラクター名を持つ登場人物達がイキイキと描かれていて面白かったです。
里見八犬伝はWikipediaからの情報しかありませんでしたが、多分大丈夫。
世の中の光と影というか、光当たるポジションに対して当たらないポジションの者の寂しさと言うか、なんとも切ない話でした。

映画のサイトを見るにちょっと原作のイメージと違うような気もしますが楽しみです。