機動戦士ガンダムUC(8) 宇宙と惑星と

機動戦士ガンダムUC(8) 宇宙と惑星と (Amazon)

いよいよアニメ版epsode5「黒いユニコーン」のイベント上映」が始まったガンダムUC。
自分もこれから新都心のMOVIXに観にいこうと思います。

物語はいよいよ大詰め。
ついにラプラスの箱の所在が明らかになったネェル・アーガマでまさかの展開が。

人は変われるし変わっていける、可能性という神の物語がクライマックスに向けて突き進んで行きます。
人が人たる優しさを示す旅はどんな結末を迎えるのか。
残す所あと2冊。
楽しみです。

ラヴクラフト全集 (4)

ラヴクラフト全集 (4) (Amazon)

お久しぶりのラヴクラフト全集。

収録作は

・宇宙からの色
・眠りの壁の彼方
・故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実
・冷気
・彼方より
・ピックマンのモデル
・狂気の山脈にて

の7作。
巻末にラブクラフト自身による「怪奇小説の書き方」みたいなのが載っています。

第四巻はラヴクラフト作品の中でも科学的志向の強い物が集められています。
「宇宙からの色」なんかは放射性物質や化学物質で汚染された大地を想像せずにはいられないし、「狂気の山脈にて」では当時の最新仮説であった大陸移動説や南極大陸の地理について大いに言及したりとなんかすごい。

ただ、「狂気の山脈にて」はひたすら設定を聞かされたみたいで、読んでいてすごい疲れました。
しかも長い。
自分としては「宇宙からの色」が面白かったです。
クライマックスも劇的だし、だんだんと怪異が進行してくるのがゾクゾクくる。 
ニャル子さんの元ネタと言うか、クトゥルフ神話の体系に入ってくる話は少ないです。
「ピックマンのモデル」に出てくる”屍食鬼”と「狂気の山脈」の”古きもの”ぐらいでしょうか。
 ニャル子さん関連でラブクラフト話でヒット数が稼げそうなうちにラブクラフト全集を読み進めたいなと思います。 

這いよれ!ニャル子さん (9)

這いよれ!ニャル子さん 9 (Amazon)

アニメが好評放送中の這いよれ!ニャル子さんの第九巻。
今回も全篇に渡って怒涛のパロディーラッシュが冴え渡っています。

ニャル子さんと言えば、お約束の三行で9巻を紹介!

突如としてニャル子ら邪神達が消失!
過去が改変されて因果律が乱れたためらしい。
時間がらみの事件にはあの種族に頼るしかない!
イス香はアニメ出るのかな。

・・・よし!

アニメのオンエア真っ最中ということで、中の人繋がりネタがちらほら。
自分のオタク全盛期からずいぶん声優さんの世代交代が進んでいてネタの判別に苦労しますが!

ネタが新鮮すぎて、何年か先に読んだら理解できるかなぁ、とちょっと心配になってしまいます。
まぁ、今そのネタに追いついていけるのも、色々な媒体を追っかけている成果だと思って素直に楽しむとしましょう。
多分半分も元ネタに気づいてないと思いますし・・・。

機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン

機動戦士ガンダムUC(7) 黒いユニコーン (Amazon)

黒いユニコーンこと、ユニコーガンダム2号機”バンシィ”に蹴り倒されたバナージはラー・カイラムに収容される。そこに政治取引でミネバもやってきて・・・

5/19から機動戦士ガンダムUC epsode5 「黒いユニコーン」のイベント上映が始まるにあたって、原作で予習。
ジオン軍に入ったらザクスナイパーに搭乗したいなぁ、と思いました。

「ひとりひとりは無力でも、個人の意思の連なりが世界を闇の淵から引き戻すことだってある。《ガンダム》はきっとそういう力の象徴なんだろう

(中略)

その根元にあるのは、いつだって人間の力だ。硬直した世界と向き合いながら、なお心で応答しようとする若い意志の力だ。」

なるほど。それがニュータイプか。

epsode4「重力の井戸の底で」では一部「黒いユニコーン」の話が盛り込まれていて予習不足に泣いたのを轍に今回は次巻の「宇宙と惑星と」も読んだ上で観にいきたいと思います。

関連

坂の上の雲 (3)

坂の上の雲〈3〉 (Amazon)

司馬遼太郎が描く日露戦争巨編の第三巻。

今回は旅順要塞攻撃前ぐらいまで。
正岡子規が死んで、日露戦争が開戦して、広瀬さんが戦死します。
これで3/8を消化した計算になるんですが、ドラマで言うと第三部に入った所。
つまり、この後延々とあの旅順攻撃が描かれるんですかね。
うわー鬱だ。

Wikipediaの坂の上の雲の項によると、松山にある”坂の上の雲ミュージアム”を作る際、

特定の政治、思想、信条を極端に賛美しないという意図で建設されている。

との事で、本文でも

後世の人が幻想して、侵さず侵されず人類の平和のみを国是とする国こそ当時のあるべき姿とし、その幻想国家の架空の基準を当時の国家と国際社会に割り込ませて国家のありかたの正邪を決めると言うのは、歴史は粘土細工の粘土にすぎなくなる

 という語りがありました。
偏向しないで物事を見つめるのは難しいですが、史観ありきの歴史は何ですよね。

まぁ左翼の悪口はこれぐらいにしてGWに読もうと思って積み上げた本があんまり消化できてないので、ガリガリ読もうと思います。

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坂の上の雲 ①
坂の上の雲 ②