ルー=ガルー2 (上)


分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)
ノベルス版は厚くて重いので分冊文庫版で読みました。
「お・・お前がやったのか・・・?!」
みたいな所で終わったので、早く下巻に手を付けたいです。
以下、京極夏彦妖怪シリーズ「邪魅の雫」のネタバレを含みます。

久々の京極小説。前に読んだのが・・・思い出せないけど大学時代に本書の前作「ルー=ガルー 忌避すべき狼」を読んだ覚えが。
その後「邪魅の雫」・・・?「百鬼徒然袋-風」・・・?かなぁ?
いや、確か「邪魅の雫」は「百鬼徒然袋-風」の後に読んだはず。間違いない。
「邪魅の雫」は発売された時に買って読んだので、もう8年前!
8年!そりゃー忘れるわー。その頃からブログ継続してればよかったのに。

しかし「邪魅の雫」の”あの毒”が再び出てくるとは。
いや、ぜんっぜん覚えてないんだけど、アルティメット青酸カリだっけ??
”証拠も痕跡も残さない未知の毒物”っていう何ともフィクション的に作品とマッチしないアイテムが出てきて鼻白んだりしたし、なんとも後味の悪い話だったのは覚えてる。
相変わらず説教臭い文体だけど、これぞ京極夏彦というような感じ。
これよ!これを待ってたのよ!みたいに思うあなたは京極マニア。
妖怪シリーズと百鬼夜行シリーズ、巷説百物語シリーズはまた通して読みたいなぁ。
読みたいけど・・読みたいけどページ数がハンパないよ・・・。
分冊文庫版で読めるイイ時代になりました。じゃあ読むか。
下巻につづく

8秒で幸せをつかむ「片づけ力」


8秒で幸せをつかむ「片づけ力」
一昨年部屋を大片付けして、なんとか生活できるレベルにしました。友達が来ると皆「片付いている」と言ってくれるのですが、個人的には割と雑然とした感じの部屋なので、何とかしたいと常々考えています。インテリアの選び方の本を眺めたりしてるんですが、何とも冴えない今日この頃です。
さて本日ご紹介するのは、幸せを掴むと題した「片づけ力」という一冊。
以下思った所をぼつぼつ。

“収納グッズを買いに行っても、その収納グッズは少し経てばゴミになってしまいます”(p138)

片付ける対象の分類わけが終わり、収納場所が決まった時点で収納グッズを買ってはならないという話。
そういえば自分も片付ける気持ちだけで天井まで届くメタルラックを購入して後悔したことがあります。(未だに使ってますが)
ここはグッと堪えて、牛乳パックを工作したり、靴の空き箱を利用して一時的な収納を作るのがいいそうです。その収納方法が定着したらちゃんとした収納グッズを購入するっと。

“見せる収納にするか、隠す収納にするか決めていきます”(p143)
“飾る量は(棚の)60%までに抑えます “(p144)

物を収納するにも2種類あって、見えるところに収納するのと、クローゼット等の見えない所に収納するのの2つがあるそうです。
一応本棚は”見れる”レベルには整理していたので無意識に実践していたとも言えますが、クローゼットは完全に物置と化しています。収納ではなく物置(死
見えるレベルにしたと思っていた本棚も、そろそろ収納率95%に迫ってきました。イマイチすっきりしないのはこの辺が理由かなぁ。
クローゼット内の片付けと本棚の軽量化を考えましょう・・・。
単なるお掃除メンタル本かと思いきや、意外と示唆に富む良書でした。
さてクローゼット内から何とかするか・・・。

88年製 Greco EGC レスポール カスタム買いました!(7/20追記)

唐突ですが、新しいギターを買いました(衝動!
レスポールCUSTOMさんです!
いわゆるブラック・ビューティー!
ふ、ふつくしぃぃぃ・・・

さーて、どちらのブラック・ビューティーさんかと言うと・・・

出たぁぁ!
G r e c o!

’88製のGreco EGC Leftyです!
池袋のクロサワ楽器にて49,800円で購入。
ヘッドのダイヤモンドインレイがきわどく再現されてて、ルックス的にもいい感じです。
なによりヘッドのシルエットがギブソン本家のそのまんまなのがイイです。

GrecoロゴはOの字の上のほうに切れ込みがある、いわゆる「O切れ」タイプ。
80~90年代の「ミント・コレクション」というシリーズの仕様だそうです。

金属パーツはそれなりにくすんできていますが、年式からするとかなりキレイ。
バインディングが飴色に変色していて、貫禄十分。
元オーナーさんに大事にしてもらってたんですね。
目立った傷がないのもスゴイ。

ナットも、まぁキレイだけど、少々磨耗している感じも。
余裕があったら牛骨で交換かな。

で、いわゆるジャパンビンテージ(88年じゃまだ単なる中古か?)のグレコレスポールカスタム、しかもレフティモデルが5万弱。

お値打ちな本機ですが、やはりそこはいわく付でした。

ボディーサイドだけが変な色にリフィニッシュされているぅぅぅ!
これじゃブラック・ビューティーじゃないじゃないですかー!
なぜだー!

向かって右サイド
ネックの所からきれいに塗りわけられていて、明らかにプロの犯行。
ターコイズ?パステル紫?
左右の面で微妙に色が違う・・・。
退色して、くすんだターコイズになった?
どうせなら赤とか、白でラインを入れるとかあったでしょうに・・・
音はレスポールらしく、太くてサスティーン十分。
それなりに乾いた音もでるので、カッティングにも使えそう。
ピックアップがイイ感じに出力が低いのか、ピッキングの抑揚がけっこう出るような気がする。
まぁザックリ歪ませて、ガァァァアー!っと行くのが気持ちいいですが!
88年となるとバブル期なので、いい木材使ってたりするのかなー?金にモノを言わせて!
と密かに期待してましたが、出音を聴く限り、まぁよくわからないです。
ネックは普通。
太くも無く、細くもなく、可も不可もないUネック。
反りは見た感じ軽微。
ねじれは無し。
フレットが低身長なので時々ビビる。
付属ソフトケース
恐ろしいことにグレコの純正ケースが付いてきました・・・。
25年前だぞ・・?
あこがれのブラックビューティーを手に入れて、実に意気揚々。
実用には必要二十分な保存状態。
適宜リペアに出されていたのかもしれません。
自分も大事にしつつ、ガンガン弾きこんでいきたいです。

シリアルナンバー

7/20追記

先日購入したグレコのレスポールカスタムモデルなんですが、売却しました。
約一ヶ月間ありがとうございました。

速攻で手放してしまって、少し勿体無い気もしますが、レスポール独特のボディーバランスやハイフレットの弾き心地、ボディーの鳴りが体験できたので自分としては満足です。

個人的にはピックアップセレクターの位置がやや難有りといった感じ。ストロークする度にピック持つ手に当たって辛かったです。世のレスポール使いの方は巧く対処してらっしゃるようですが・・・
まぁ、セレクターの位置が設計ミスレベルなのはストラトも一緒ですし・・・?

ここからは愚痴なんですが、

セレクターやポッドの位置は各人の好みによってベストスポットが変わってくるので楽器メーカーさんとしてはストラトやレスポールの”伝統的な”位置に配置するしか無いと思います。
そこはあくまで売り手の都合であって、使い手の側が「改造しないと使えないのは単なる練習不足。ストラト使いなら無改造の状態で使ってナンボ、レスポール使いなら(略」っていうのは解せないです。
少なくともかつて自分はそう考えていましたし、賛同してくれる人も多かったと記憶しています。
が、コントロールの位置の好みは「体格」っていう弾き手の最大の個性に直結する問題なので(例:ジミヘンは腕が長いのでストラトを左右逆に構えてもコントロールに干渉しない)、個性を重視する世のギタリスト様方が、コントロールの位置に限って伝統に拘泥するのは本当に解せない。
レスポールは木部の加工が見えちゃうので大変だし、そもそもお金がかかるってのはわかるけど、ストラトタイプでピックガードがある機種はもっと各自自由にコントロールをレイアウトしてていいと思うんだけどなぁ。

まぁ、改造を推奨しておいてナンですが、ウチのレスポールさんはサイドがリペイントされているせいで買い取り拒否されたりとちょっと売るのに苦労しました。

愛器の改造は計画的に・・・(添い遂げる覚悟で)