時計じかけのオレンジ 感想

お盆休みに観た映画ラスト。
「2001年宇宙の旅」でおなじみ、スタンリー・キューブリック監督作(‘71)
近未来のイギリスを舞台に不良少年が洗脳を受けて更生するんだけど・・・という話。
「ジキル博士とハイド氏」や「アルジャーノンに花束を」に代表される、人格改造の悲劇みたいな話なんだけど本質は社会風刺かな?
例によってちょっと難解だと思う。
ヴィジュアル的に凝っていて、HENTAI的としか言いようの無い、卑猥で鮮烈なイメージの洪水で幻惑された!
台詞回しもすごいし、BGMは基本的にクラシックなんだけど、全然クラシックさを感じさせない。
むしろクラシカルな権威を嘲笑うようなというかなんと言うか。
あと、ストーリーも巧妙。伏線がことごとく回収されていくので観ていて痛快。
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グランド・ブダペスト・ホテル 感想

お盆休みに観た映画その3。

有楽町スバル座にて観賞。

常連客の遺産相続争いに巻き込まれた“グランド・ブダペスト・ホテル”コンシェルジュと、その弟子が事態を収拾すべく走り回る。
ブダペストといってもハンガリーの首都ではなく。
架空の国ズブロフカ共和国の“グランド・ブダペスト・ホテル”。
タイトルが“ホテル”なのに実際は西へ東へ走り回るロードムービー的な面もあり。

ホテル内はまるで油絵を見ているような、ちょっとのっぺりとした極彩色のビジュアルで統一されていて幻惑される。
一歩外に出ると第一次世界大戦下を連想させる、暗いヨーロッパの雰囲気が醸しだされている。
ヨーロッパの戦争に対するメンタリズムを垣間見たように感じる。
本作はドイツ・イギリス合作映画。

全体的にテンポよく進行。
油断していると置き去りにされるので注意。
ミステリー自体は力技で解決されるので大丈夫かと思う。

タダ券をもらったので、何の期待もしないで観たら意外にスマッシュヒットだった。
興行的にもスマッシュヒットした様子。
ギャグありサスペンスあり暴力ありのエンタメてんこ盛りの一本。
11月にDVD出るらしいので、おすすめしたい。

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☆☆☆☆★ 4.5点 (5点満点)

朝活継続中

7/21より継続している“朝活”
気がつけば一ヶ月を突破して40日程継続中。
その間サボったのはわずか2日のみ。
いい感じに定着してきているのではないかと思う。

始めた頃の課題はとにかく二度寝しない事。
ランニングか艦これをして眠気を紛らわせていた。
ここまで10日ぐらい。

体が慣れてくるにつれて本格的に朝活を開始。
起きる→犬の散歩→
帰宅/エサやり→体重/体脂肪率測定→
水分補給→ストレッチ
ここまでで30分。
腰痛予防に腰のストレッチは念入りに。
その後、一日の予定を立て&読書、
もしくはランニングで30分。
これで大体6時を回るので朝活終了。
正直な所大した活動はしていない。

ここ1週間はモーニング・ノートというのを実践中。
朝起きて、頭がカラッポの状態で思い浮かんだ事をひたすらノートに列挙していくというアクティビティ。
自分の本当にやりたいと思っている事を見出すのに役立つらしい。
ネタ元はライフハッカー。
毎朝、頭に浮かんだことを手書きする「モーニングページ」の絶大なる効果とは?
今のところ、自分の本当にやりたい事というより、前日の反省ばっかり書いているので、本当に効果があるのか疑問。
モーニングノート提唱者の書籍を読んで、細かい方法論を確認した方が良いかもしれない。

朝活はまだまだ模索中。
カッコカリだけど自分のスタイルができつつあるので、今後も続けたい。

GODZILLA -ゴジラ- 感想

説明不要の怪獣王、ゴジラのハリウッドリブート作「GODZILLA-ゴジラ-」を鑑賞。
ユナイテッドシネマ浦和にて。
IMAX3Dで観たかったのだけど、IMAXはトランスフォーマーに換わっていたので普通の3Dで観ることに。
時機を逸してしまったか。

ハリウッドらしい超絶巧緻のVFXに、スリリングな展開。
ド迫力の怪獣アクション。
これを観ずに死ねるか!
と、うなる一本。
特に怪獣の力強さが強調されていて、
ゴジラが海から出現するシーンは正に津波。
巡洋艦(?) を押しのけて海上を征く様はまるで竜神のよう。
しびれるねー。

以下ネタバレを含むので注意。

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超高速!参勤交代 感想

今年の夏休みはけっこう映画三昧だったので、感想をば。
そろそろ9月ですがお気になさらず~。

あらすじ

5日で江戸まで参勤せよ!
と、幕府から難題を突きつけられた磐城(福島南部)の小藩。
通常の倍速を要する” 超高速参勤”に驚きの方法で挑む。

感想

タイトルに超高速と謳う割にスピード感が無いのが残念。
佐々木蔵之介と深キョンのラブコメ
ニンジャvsサムライのチャンバラ
以上の2点を楽しむ映画だった。
もちろん参勤交代もするけど。
大名が抜刀術でニンジャを斬り倒すシーン。
「大統領が戦闘機でエイリアンと戦う」みたいなケレン味があって良いと思う。

自分の期待していた物とだいぶ違っていたので残念な感想になってしまうけど、
良くも悪くもTV局が作った今風の時代劇映画だと思う。
そう考えると、「のぼうの城」は良く出来ていたなぁ。

評価:☆☆ (5点満点)

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