読んでいない本について堂々と語る方法(途中棄権)


読んでいない本について堂々と語る方法

釣りではありません。
読んで字のごとく「読んでいない本について堂々と語る方法」を記した一冊です。

つまり、本の内容を熟知するのではなく、
本と本同士の関連性や書かれたバックグラウンドを把握することによって、”この世の全ての本”という知識大系を把握する
というのが「読んでいない本について堂々と語る方法」なんだそうです。

なんですが

第一部第三章で、とある推理小説の壮絶なネタバレが始まります。
犯人の正体が言及された所で本を閉じたのですが、ミステリー好きにはこうしたネタバレは正直耐えられないです。

どれだけ理論武装して、本の体系を把握する事の有意義さを説かれても、良い本を読んでいる時のワクワクドキドキ感を投げ打ってしまいのはどうかと思う。
どれだけ体系化しても取りこぼしは免れないのだから、いっそのこと自分は普通の読書愛好家のままで十分だとわかった。

「デジタル一眼」交換レンズ入門

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先日紹介した「デジタル一眼」撮影術入門の姉妹本で、一眼レフカメラの最大のお楽しみ、交換レンズについての解説です。

カメラ本体についてもそうですが、交換レンズの選び方もギターの選び方に似てるな、って所があります。
例外はありますが、「高価なものほど良い」「欠点も個性」「使い方次第」等々です。

そういった中で
・手振れ補正はあったほうがいいよ
・単焦点50mmレンズで撮っていると広角と望遠の使い分けがわかっていいよ
といった初心者だと軽視しがちなポイントを指摘してくれて参考になりました。

どうやらこのシリーズは三姉妹らしいので、残りの一冊も近々紹介しようと思います。

地図とあらすじでわかる!古事記と日本の神々

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地図とあらすじでわかるシリーズ。
古事記神話のあらすじを追うと共に、世界の神話との関連性を指摘していきます。

日本史の常識的に考えて、神話も大陸からの影響が大きいのかと考えましたが、意外な事に、ポリネシアや東南アジアなど環太平洋地域の神話と類似性が多いんだそうです。

自分は古事記と言うと、海彦山彦とか因幡の白兎、スサノオのヤマタノオロチ退治といったエピソードを絵本で読んだのが始めかと思うんですが、今の子はどうなんですかね。

「デジタル一眼」撮影術入門

「デジタル一眼」撮影術入門 (Amazon)

デジイチの基本的な使い方から様々な場面での撮影テクニックを、カラーの作例付きで解説しています。
マニアックな使い方?を狙わなければこの一冊で全て間に合ってしまいそうな感じ。

本書は、とにかく枚数を撮りまくる事をススメています。
デジタルカメラはフィルムのコストが無いので、撮れば撮るほど一枚当たりのコストが小さくなるという利点があるからです。

「逆光は勝利」とか「世はなべて3分の1」とか、そういった”失敗しないやり方”はあるのですが、そういった原理原則からはみ出した作品も味があっていいですね。
自分は奇をてらわずに基本に忠実にやってみたいと思います。

アルジャーノンに花束を


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・あらすじ
精神遅滞の青年チャーリーは脳手術を受け、天才に生まれ変わる。
高い知能を獲得し、学ぶ喜び、知識を統合して新しい知識を生む喜びを知る。
一方で手術前は気付かなかった自分への侮蔑、他者との軋轢に苦しむ。
そんなある日、チャーリーと同じ脳手術を受けたネズミのアルジャーノンに異変が起こる。

・感想
知的障碍者と社会の関わり云々みたいな堅苦しい内容をイメージしていたので、ずっと敬遠していたんだが実際そんな事はなかった。
何というか健常者と障碍者が云々という話を抜きにして、人間という祖体の奥底にある得体の知れない大きな物を描こうとしているんじゃないかと思った。
深読みしすぎ、と言われるかもしれないけど、チャーリーという一人物の中になんかそういうのがあるんじゃないかと感じた。

まぁ、あと何回か読まないといけないな;