図解「超」手帳法

先月、来年の手帳を探しに浦和の須原屋本店に立ち寄った所、「超」整理手帳の見本が展示されていました。

実際手にとって見ないとピンと来ないかと思いますが、講談社のオフィシャルサイトに写真があるので参照してください。

パラパラめくってみて即購入。
一日の予定というより、数週間分の行動をガントチャートみたいに管理できないかと思いついたからです。
が、しかしガントチャート的な物はエクセルでさっくり作成できてしまい、「超」整理手帳自体は持て余している状態になってしましました;
そこで、活用法の参考にしようと本書を手に取りました。
他の人の活用法を見るのは参考になりますね。
クリアファイルを裁断してポケットとして使うのはいいアイデアですね。
LAMMYの”2000”ていうペンを使ってる人が妙に多かったような。
自分はLAMMYサファリの万年筆を使ってます。。
まぁ、参考にはなりましたが、使い方は各人それぞれ目的を持って使い分けるのが賢いというか・・・。
何にせよ、「超」整理手帳はA4用紙を横に4つ折りで持ち歩けるので上記のガントチャートを持ち歩くのに重宝しています。

上達の法則

上達には練習が不可欠で、ある程度の時間と労力を投資しないといけない物です。
そんな”上達”の認識を考える一冊。
本書のテーマは、練習の効率化というより、「上達することによって、認知構造が変容する」という点にあるように思います。
序文に書かれてますし。
つまり、ある程度上達すると課題としているモノの見かたが変わるという事。
真正面から見ると50円玉と竹輪の見分けがつかないが、上達する過程で俯瞰的な見方を覚えて、奥行きから判別がつくようになる・・・みたいな。
物へのアプローチのしかたが多様になると言いますか・・・。
自分はギターを始めてそろそろ丸15年になります。
長くやっているだけあって、初期に比べると自分でも分かる程に上達していて、
昔の自分では到底見えなかったような見方ができているなぁ、というのが体験としてあります。
ですので、本書で述べられている認識論には、ウンウンと同意しっぱなしでした。
数値化できない”上達”というパラメーターを論ずるのは難しいですが、一旦上達を体験した人ならすんなり飲み込めるはず。
伸び悩んでる人にオススメです。

人生は1冊のノートにまとめなさい

去年の暮れに、”一冊のノートにまとめなさい”シリーズの第二弾「読書は一冊のノートにまとめなさい」を読みました。
それ以来読書ノートを付け始めまして、その成果の一部をフィードバックしているのがこのブログです。
奇妙なスタラクタイトの原点は「読書は一冊の~」にあると言っていいですね。
本書はその”一冊のノート”シリーズ第三弾。
日記というか、ライフログの書き方を解説しています。
概要としてはTwitterをノートに書いていくといった所なのですが、
アナログでしかできないワザとして、写真や記事の切り抜き、買った商品のパッケージの一部を貼り付けていくという、スクラップノートのようなノート作成法を提唱しています。
本書の中で最も画期的だと思ったのが、”読み返し”という項目。
読み返すタイミングを定めて、マーカーや付箋を使って”マーキング”作業をするのがポイント。
日記は書くだけでも、一日を客観視するだとか、効能はあると思いますが、やっぱり読み返さないと書いた意味が無いですよね。
ですが、これがなかなかできない。
ソースは自分の経験。
とりあえず今年の始めの方を読み返してみよう・・・。
ウヴァァァァ

コクヨの1分間プレゼンテーション

たった60秒で相手に説明する方法がアレコレ。
5分でも、説明するには短いと思うのに、あえて1分にしている所が画期的。
1分だと内容を厳選して話す必要があるので、情報の取捨選択が促されるんだそうです。
60秒を、問題提起→結論→結論の説明 の3段階に分けてストーリーを組み立てるのが根幹のメソッド。
3段階を3:2:5ぐらいの時間配分で使うそうです。
つまり、問題提起→結論が導入で、結論の説明がプレゼン部分になる、と。
普通に会話としても使えるかなぁ、と思ったけれど、人によっては自分の喋っている上からコメントを被せてくる人もけっこういるからダメかも。
ブログの更新には・・・?
後半は本格的なプレゼンテーションに向けてのトレーニング法なんかも載ってます。
自分は仕事でプレゼンが必要になる職ではないので読み飛ばしましたが(死

浮世絵の歴史

 

フルカラーで浮世絵の歴史を眺める一冊。
始まりは安土桃山時代の屏風絵から終わりは昭和の現代版画まで網羅しています。
自分は今まで、美人画なんかはみんな同じ顔に見えたし、北斎と広重の違いも分からなかったんですが、
理想的な美人像を描くトレンドがだんだんと似顔絵的になっていったり、
表現の限界に挑むかのようなダイナミックな構図の北斎と構成面で凝った演出を施す広重、等と、”歴史”と銘打っていますが単なる流れの解説だけでなく、鑑賞についても詳しく書かれています。
あと、写楽は確かに独特。
美術方面は完全に音痴で、その方面の本はあまり読んでこなかったのですが、ちょっと手を出してみようかと思います。