今さら聞けない科学の常識

今さら聞けないって訳ではないけど、意外と知らない科学的豆知識を溜める本。

カフェインの致死量とか降水確率の意味とか面白かった。

中でも納得だったのが、保冷剤が溶けにくい理由。
保冷剤は凍結する前はゲルなので分子の動きが鈍いんだとか。
物質の三態の違いは分子の自由度の違いなので、
凍ったゲルが溶解しにくいのは正に真理。
ガッテン!

マラソンは毎日走っても完走できない

実は8月のお盆連休の頃にランニングを始めました。

ウォーキングを始めて約8年。

25kgの減量に成功したんですが、今年に入ってからほとんど落ちなくなってしまいました。

まぁ、身長175.5cmで63kgなのでBMI=20.5でほぼ”普通”な値になったという事でしょうか。

なもんでウォーキングをランニングに切り替えました!

が、しかし走りと歩きはやっぱり勝手が違う。

4.4km走った所でどうしてもバテてしまう・・・。

そこで見つけたのがこの本↓

昨日買って読み終わりました。

新書で実用書だと読むの早いわ、自分。

高橋尚子選手の監督として有名な小出監督の著書。

これによると、ランニング力の向上には週に2回足腰に”負荷”をかけるトレーニングをするのが大事とのこと。

なるほど。

でも初心者はとりあえずゆっくり長距離走って足腰を作るのが大事とのこと。

なるほど。

早速走ってきます!

ことばの起源

読み終わりましたっ

すっげー面白かった。
の割りに読むのに時間かかりましたが。

言葉の本なんだけど、話し方のHowTo本とかとは一線を隔す感じ。

話すっていう事は、相手を理解するとか、説得するとかの役割ではなく、
たわいも無い話の積み重ねで、信頼できる人なのか推し量るのが主要な役割なんだな。
なんか納得。

雄種がやたらと芸術とか哲学とかのムヅカシイ話をしたがるのは、いわばクジャクの尻尾なんだって。
つまり異性にデキる奴だと思われたいという欲求の現れってことか!
うにょーん…

言語云々よりも、生き物とか進化とかの話が好きだよ、って人にもオススメ。

ことばの起源 19/288

冒頭の19ページまで読みました。

“言語の起源は猿の毛づくろいだっ!”

そんなバカな。だって毛づくろいって無言でやるじゃんね。と、思いつつ読み始めたらイントロダクションで興味深い事が書いてありました。

“言葉を持たぬ無口な類人猿の子孫である我々に、なぜ彼らにない、このたぐいまれな力(言語能力)があるのだろう。(中略)答えは、我々が自分の言語能力を使う、その実際の利用方法にあるというのが私の説である。”

と。
つまり、言語能力の実際の利用法はゴシップ、たわいもない雑談である。
雑談こそが “相手の心を注意深く読む事に依存している社会的な生き物の基本に他ならない” と。
そして、それは猿が毛づくろいをする理由でもあるんだよ…と。

学術談話なんか、そういう場を用意しないと殆どしないという統計があるらしい。実際そうだと思う。

言語の起源云々の前に、言葉ってのはもっと高尚な物で、無駄口叩くのはダサいと思って生きてきたんだけど、もしかしてそれってダメだったのかー??

なんか嫌な汗が出てきたぞぅ。
じっくり読もう…

ちなみに、19/288というのは、288ページ中19ページ読んだってことです。