坂の上の雲 (3)

坂の上の雲〈3〉 (Amazon)

司馬遼太郎が描く日露戦争巨編の第三巻。

今回は旅順要塞攻撃前ぐらいまで。
正岡子規が死んで、日露戦争が開戦して、広瀬さんが戦死します。
これで3/8を消化した計算になるんですが、ドラマで言うと第三部に入った所。
つまり、この後延々とあの旅順攻撃が描かれるんですかね。
うわー鬱だ。

Wikipediaの坂の上の雲の項によると、松山にある”坂の上の雲ミュージアム”を作る際、

特定の政治、思想、信条を極端に賛美しないという意図で建設されている。

との事で、本文でも

後世の人が幻想して、侵さず侵されず人類の平和のみを国是とする国こそ当時のあるべき姿とし、その幻想国家の架空の基準を当時の国家と国際社会に割り込ませて国家のありかたの正邪を決めると言うのは、歴史は粘土細工の粘土にすぎなくなる

 という語りがありました。
偏向しないで物事を見つめるのは難しいですが、史観ありきの歴史は何ですよね。

まぁ左翼の悪口はこれぐらいにしてGWに読もうと思って積み上げた本があんまり消化できてないので、ガリガリ読もうと思います。

関連
坂の上の雲 ①
坂の上の雲 ②

数に強くなる

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何か脳トレみたいな、計算というより数の認識力が上がる練習ネタが無いかと思って読みました。

日々のトレーニングとしては、何でも数にしてみるのが大事だそうです。
例えば、地下鉄駅の階段の段数を数えて駅の深さをザックリ割り出すとか。
そういったことを

いつでもどこでも、愚直に、徹底的に訓練しつづけよ

ですって。

他には補数使う計算法がオススメされてました。
これは使える数がある程度限られますが、以前ネット上で話題になったゴースト暗算の三倍は速く計算できますわな。

頭は使ってないと衰えるってDSの脳トレでも言われましたね。
鍛えないと。

潮騒

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伊勢湾に浮かぶ歌島の漁師・新治は島に越してきた少女・初枝と出会う。
出会う・・・が?

読んでなかった文豪の定番を読もうシリーズ(今考えた!)
前に読んだ三島作品が確か金閣寺でして、この潮騒の場合いつ新治と初枝が心中するハメになるのかとヤキモキ読んでましたが、なーんて事はない。
カラっと明るい島の人達の気持ちいい心象が、読んでて心地よいぐらいでした。
三島ってこんなだっけ?

坂の上の雲 (2)

坂の上の雲〈2〉 (Amazon)

愛媛は松山出身の軍人・秋山兄弟と、俳人・正岡子規を通じて司馬遼太郎が描く日露戦争物語の第二巻。
日清戦争勃発から真之の渡米、日露戦争開戦前まで。
ドラマ版で言うと第一部の終わりぐらいまでですね。

真之が連合艦隊の作戦参謀になる前の勉強期にあたるわけですが、”秋山式勉強法”というのがなかなかスゴイです。

「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」

「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」

今で言う多読にあたるんでしょうか。
自分はどうしても一冊を読み込んでしまって、多読ができないタイプなのですが。

何にしても、肝心なのは”自分の原理原則をうちたてる”という点にあると思います。
原理原則をうちたてるには、まずは自分を知る事が大事なのかなぁ、とおもいます。
なんとなく。

やっぱり坂雲はおもしろいですね。
サクサク読みたいです。 

関連:坂の上の雲 ①

なぜ今左利きなのか

左利きギターの練習を始めて3週間が経ちました。
未だに”演奏”の域に達しない基礎トレーニングを積んでいますが、意外とイケる気がしてきました。
そろそろ左利きギターについてまとめようかなと思ってエントリーを立ち上げました。

そもそも右利きギターを15年続け、16年目にして左利きに転向するってのも妙な話ですよね。
無論ネタ作りのためにやっているのではなく、ギターが普通に弾けるレベルになった頃からずっと感じていた違和感や、上手くいかない点のカギが左右利きの問題にあるのではないかと感じたからです。

違和感があった点というのが2点ありまして、

①ピッキングが上手くいかない
②左右の手のタイミングが合わない

の二つです。
どちらも右だろうが左だろうか関係なくギタリスト全員の課題だと思います。
 ②については何とも言えないですが、ピッキングに関しては、右手でピックを持ってブラッシングをしてみた瞬間、何とも言えない確信を得ました。
これがレフティーギターを練習しようと決めた理由です。

左利きの方で、ギターを既に弾いてる方は一度まじめに左にギターを構えてブラッシングをしてみることをオススメします。

まぁ、”確信”も自分の錯覚かもしれないので、まずはある程度左利きギターについて語れるレベルになるよう練習を開始しました。

つづく